先日、中国映画『阿修羅』が歴史的な興行不振を記録したことがニュースになりました。
中国映画史上最大となる約126億円の予算を投じて製作された超大作でしたが、興行成績が振るわず、公開からわずか3日で上映打ち切りになってしまったのだとか。
米ドル換算した推定損失額は約116億円で、世界映画史上第5位に入る巨額損失だったみたいですね。
そこで気になるのが、大コケした日本映画ってどんな作品があるのかな?ってことです。
よく「爆死した」「大コケした」ってニュースを目にしますが、どれくらいのレベルのコケっぷりなのか気になりますよね~。
というわけで、今回は爆死レベルで大コケしてしまった日本映画をランキング形式で紹介していきたいと思います。
ただ、対象作品が多いと調べ切れないので、今回は2010年以降に公開された映画に限定したランキングとさせていただきます。
大コケした日本映画ランキングTOP15
第15位:進撃の巨人
第15位は『進撃の巨人』。
人気漫画の実写化作品で2015年に前後編二部作で公開されました。
進撃の巨人 ATTACK ON TITAN(前篇)
- 公開:2015年8月
 - 主演:三浦春馬
 - 監督:樋口真嗣
 - 興行収入32.5億円
 - 初登場1位
 - 427スクリーン
 
進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド(後篇)
- 公開:2015年9月
 - 主演:三浦春馬
 - 監督:樋口真嗣
 - 興行収入16.8億円
 - 初登場1位
 - 427スクリーン
 
週末興行成績ランキングはどちらも初登場1位を記録しており、興行収入だけ見るとそこまでコケたようには思えないのですが、話題性があったことを考えると寂しい数字なのでランクインさせてみました。
どうやら前後編合わせて興行収入100億円を目標にしていたみたいですが、半分にも届かなかったみたいですね。
そして、後編の興行収入が前編の約半分になってしまっているのも地味に痛い。
でもまあ、面白くなかったから仕方がないですね。
私は映画館には行かずにレンタルで観たけど酷いもんでしたよ。ネットで散々叩かれてたの知っていたからある程度は覚悟していたけど、予想の斜め上をいく破壊力でした。
全く期待せずに観たのに予想よりも酷いって、ある意味スゴイ。「原作漫画のファンは観ない方がいい」というレビューは正しかった。
ちなみに、この映画の製作費はそれぞれ10億円程度と言われています。
で、脚本を担当した映画評論家の町山智浩さんのTwitterによると、製作費の約3倍の興行収入で黒字になるらしいので後編は完全に赤字ですね。
第14位:無限の住人
第14位は『無限の住人』。
- 公開:2017年4月
 - 主演:木村拓哉
 - 監督:三池崇史
 - 興行収入9.7億円
 - 初登場6位
 - 331スクリーン
 
こちらも興行収入だけ見るとそこまでコケたようには思えないのですが、木村拓哉さん主演の映画にしては寂しい数字ということでランクインさせてみました。
木村拓哉さんはドラマで高視聴率を連発しているイメージですが、映画でもヒットが続いていたんですよね。
- 武士の一分:41.1億円
 - HERO(2007):81.5億円
 - SPACE BATTLESHIP ヤマト:41.0億円
 - HERO(2015):46.7億円
 
そのため数字だけ見ると期待ハズレな印象を受けてしまいます。
まあ、過去の作品と比べるのは可哀想な気がしますが。
ただ、この『無限の住人』は製作費が億単位でPRにも1億円近い資金が投入されたと言われているので、そういうことを考えると大コケしたと言わざるを得ません。
ちなみに、木村拓哉さんはカンヌ国際映画祭のレッドカーペットで共演女優の杉咲花さんをエスコートせずに一人颯爽と階段を上っていく姿が問題視されてしまいました。
映画がコケただけでなく振る舞いまで叩かれるとは踏んだり蹴ったりですね。
第13位:ジョジョの奇妙な冒険
第13位は『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』。
累計発行部数1億部を超える人気漫画の実写化作品です。
- 公開:2017年8月
 - 主演:山崎賢人
 - 監督:三池崇史
 - 興行収入9.2億円
 - 初登場5位
 - 325スクリーン
 
ジョジョが実写化されると発表された日からネット上では「絶対コケる」と言われ続けてきましたが、案の定コケましたね。
興行収入だけ見るとそこまでではないですが、話題性を考えると寂しい数字です。週末の興行成績ランキングも初登場5位でした。
また、こちらも製作費が結構掛かっている模様。ネットで情報収集したところ、海外ロケ(スペイン)やCGに多額の資金を投じたとか。
ちなみに、映画のタイトルに第一章とあるように当初はシリーズ化(4部作)を計画していたようですが、第一弾がコケてしまったので続編は白紙になってしまったと言われています。
第12位:座頭市 THE LAST
第12位は『座頭市 THE LAST』。
勝新太郎さん主演で映画化された人気シリーズの最終作となる作品です。
- 公開:2010年5月
 - 主演:香取慎吾
 - 興行収入4.0億円
 - 初登場6位
 - 238スクリーン
 
香取慎吾さん主演で石原さとみさんがヒロイン役を務めましたが、興行収入4億円と大コケしてしまいました。
ネームバリューを考えるとかなり寂しい数字ですね。
ちなみに、2003年に公開されたビートたけしさん主演の『座頭市』は興行収入28.5億円でした。
第11位:おしん
第11位は『おしん』。
1983年から1984年にかけて放送されたNHK朝の連続テレビ小説『おしん』のリメイク作品です。
- 公開:2013年10月
 - 主演:濱田ここね
 - 興行収入4.0億円
 - 初登場5位
 - 253スクリーン
 
ドラマ版は平均視聴率52.6%最高視聴率62.9%という驚くべき数字を記録しましたが、映画版は興行収入4.0億円と寂しい数字になってしまいました。
全国253スクリーンで公開され、母親役を上戸彩さん父親役を稲垣吾郎さんが演じるなど話題性もありましたが、わずか4週で打ち切りとなってしまったようです。


		
		
			
			
			
			
コメント
コメント一覧 (3件)
16億円の進撃の巨人後編なんかランクインさせるより
3.7億しか興収無かったももクロ映画のがコケてるのに
連続記録なら「セーラー服と機関銃 -卒業-」「シグナル100」「小説の神様 君としか書けない物語」の3連続大コケでしょ
22億円の製作費、250スクリーン以上の公開規模で1.8億円の実写版パトレイバーが入っていないとな?