子供から大人まで幅広い年齢層のファンに愛されている「名探偵コナン」。
1994年に「週刊少年サンデー」で連載が開始された青山剛昌さんによる漫画で、1996年からアニメ化されました。
そして、1997年から毎年春に1本アニメ映画が公開されており、今年4月15日に公開される新作映画『名探偵コナン から紅の恋歌』で21作目となります。
そんな名探偵コナンの映画は1作目が公開されてから20年以上経ちますが、現在も人気は上昇傾向にあり、興行収入も右肩上がりです。
そこで今回は劇場版「名探偵コナン」の興行収入ランキングをお届けします。
小学生の頃から名探偵コナンのファンで単行本を全巻揃えている管理人がオススメする作品もあわせて紹介していきます!
名探偵コナン映画興行収入ランキング
時計じかけの摩天楼
第20位は1997年に公開されたシリーズ1作目『名探偵コナン 時計じかけの摩天楼』。キャッチフレーズは「真実はいつもひとつ!」。
ゲスト声優としてお笑いコンビ・二丁拳銃の小堀裕之さん、川谷修士さんが参加しています。
興行収入11億円
この作品は今から20年前に公開された記念すべき第1作目の映画です。私は小学生のときに映画館で見ました。
あまり詳しくストーリーを説明するとネタバレになってしまうので簡単に。
メインとなるのは爆破事件です。犯人によって街中に仕掛けられた5つの爆弾をコナンくんが探し出すというストーリー展開。
シリーズ1作目だけあって、本当に完成度が高い作品です。ハラハラドキドキの展開で最後まで目が離せません。
そして、なんと言ってもラストのシーン。蘭ちゃんの乙女心が最強ですね。
興行収入ランキングでは最下位になってしまいましたが、シリーズの中でトップ5に入るくらい面白い作品で、何度も見返しても楽しめます。
2016年に名探偵コナンの公式アプリで行われた歴代作品の人気投票でも5位に輝いています。
14番目の標的(ターゲット)
第19位は1998年に公開されたシリーズ2作目『名探偵コナン 14番目の標的(ターゲット)』。キャッチフレーズは「次に狙われるのはだれだ!?」。
ゲスト声優としてお笑いコンビの海原やすよ・ともこさんが参加しています。
興行収入18.5億円
この作品は“おっちゃん”こと毛利小五郎がメインの物語です。
毛利小五郎に関係している人物が次々と標的になる事件が発生し、犯行現場には被害者の数字を表すトランプが残されていました。
目暮警部(目暮十三)の13から工藤新一の1まで名前に数字のある人物がカウントダウンのように襲撃されていき、映画のタイトルになっている「14番目の標的は誰だ?」という展開に繋がります。
そして、この映画の中ではなぜ毛利小五郎が刑事を辞めたのか、その理由が判明します。
また、毛利小五郎と奥さんである妃英理がなぜ別居しているということも描かれていますね。
犯人とか犯人の動機とかはちょっと「ん?」って感じですが、おっちゃん(毛利小五郎)の過去が描かれていて興味深い作品です。
水平線上の陰謀(ストラテジー)
第18位は2005年に公開されたシリーズ9作目『名探偵コナン 水平線上の陰謀(ストラテジー)』。キャッチフレーズは「オマエを、絶対に守る」。
興行収入21.5億円
この作品は海を舞台にした物語です。豪華客船の処女航海に招待されたコナンくんたちが事件に巻き込まれていきます。
そして、今回はなんとコナンくんが犯人のミスリードに引っ掛かってしまい、おっちゃん(毛利小五郎)が単独で犯人を追い詰めていきます。
という訳で、今作は“毛利小五郎がカッコイイ”という一言に尽きます。
ただ、右肩上がりだった興行収入が今作でガクッと下がってしまいました。興行収入的には成功とは言い難い作品ですね。
戦慄の楽譜(フルスコア)
第17位は2008年に公開されたシリーズ12作目『名探偵コナン 戦慄の楽譜(フルスコア)』。キャッチフレーズは「この歌声を、消させはしない」。
ゲスト声優として坂下千里子さん、南海キャンディーズの山里良太さん、アナウンサーの西尾由佳理さんが出演しています。
興行収入24.2億円
この作品はタイトルの通り「音楽」がメインの物語です。
高名な元ピアニストによって創設された音楽アカデミーを舞台にした連続殺人事件の謎にコナンくんが挑みます。
コナンくんの劇場版は全部制覇していますが、この作品が一番面白くなかったですね。色々と設定に無理がありすぎるというか、ツッコミ所が満載です。
コナンくん以外のキャラの活躍がないのも少し寂しい気がします。
瞳の中の暗殺者
第16位は2000年に公開されたシリーズ4作目『名探偵コナン 瞳の中の暗殺者』。キャッチフレーズは「蘭の瞳に隠された狙撃犯(スナイパー)を探せ!」。
興行収入25億円
この作品は現職警察官の連続射殺事件がメインの物語です。
そして、ちょっとネタバレになってしまいますが、蘭ちゃんが犯人の顔を目撃したことで命を狙われてしまいます。
そのため、恋愛要素も多めというかキュンキュンポイントも結構あります。ラストシーンの「好きだからだよ!オメェのことが好きだからだよ。この地球上、誰よりも・・・」という台詞は有名ですね。
公式アプリの人気投票でも3位に輝いている作品です。
紺碧の棺(ジョリー・ロジャー)
第15位は2007年に公開されたシリーズ11作目『名探偵コナン 紺碧の棺(ジョリー・ロジャー)』。キャッチフレーズは「300年前の伝説に秘められた、暗号(メッセージ)を解きあかせ!!」。
興行収入25.3億円
今作は海を舞台にした物語で伝説の女海賊“アン・ボニー”と“メアリ・リード”がストーリーの鍵を握っています。そして、蘭ちゃんと鈴木園子の友情がメインテーマとなっています。
今回は謎解きというよりは宝探し的なストーリーになるのでネット上での評判はあまり良くありません。映画のレビューサイトでの評価もイマイチ。
ただ、私は結構好きな作品です。小学生の息子もかなり楽しんでいました。
世紀末の魔術師
第14位は1999年に公開されたシリーズ3作目『名探偵コナン 世紀末の魔術師』。キャッチフレーズは「世紀末最大の謎を解くのは誰だ!?」。
興行収入26億円
この作品は怪盗キッドがメインキャストとして登場する物語です。
ロマノフ王朝の遺産「インペリアル・イースター・エッグ」というお宝を巡る争いにコナンくんたちが巻き込まれていきます。
劇場版に怪盗キッドが登場するのは今作が初。
怪盗キッドはとても人気のあるキャラなので興行収入も前作より大幅にアップしています。また、公式アプリの人気投票でも7位にランクインしています。
ちなみに、工藤新一のライバルである服部平次と平次の幼馴染の遠山和葉ちゃんも今作が映画初登場ですが、残念ながら出演シーンはあまり多くありません。
銀翼の奇術師(マジシャン)
第13位は2004年に公開されたシリーズ8作目『名探偵コナン 銀翼の奇術師(マジシャン)』。キャッチフレーズは「運命だったのさ、俺たちの出逢いはな…」。
興行収入28億円
今回の作品も怪盗キッドがメインキャラクターとして登場しています。シリーズ3作目「世紀末の魔術師」以来の登場ですね。
“運命の宝石”と呼ばれるスター・サファイアを巡るキッドとの攻防戦、そして飛行機の中で発生した殺人事件の謎にコナンくんが挑みます。
今作はラストの飛行機を緊急着陸させるシーンが見所です。
天国へのカウントダウン
第12位は2001年に公開されたシリーズ5作目『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』。キャッチフレーズは「脱出不可能!危険な罠の時間を止めろ!!」。
興行収入29億円
この作品はコナンくんの宿敵である“黒の組織”が登場する物語です。
日本一の高さを誇るツインタワービルを舞台にコナンくんと少年探偵団たちが大活躍します。
特にラストはハラハラドキドキの手に汗握る展開。絶体絶命のピンチからの脱出劇は鳥肌ものでした。
公式アプリの人気投票でも4位に輝いています。
探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)
第11位は2006年に公開されたシリーズ10作目『探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)』。キャッチフレーズは「探偵たちよ、安らかに眠れ」。
興行収入30.3億円
記念すべきシリーズ10作目ということで多くのキャストが出演している作品です。
横浜の新しいテーマパーク「ミラクルランド」の敷地内にある“レッドキャッスルホテル”を舞台にした物語で、コナンくんと毛利小五郎、そして服部平次、白馬探などの探偵たちが謎解きに挑みます。また、怪盗キッドも登場します。
キャストも豪華で展開も結構面白い作品ですね。
前作で興行収入がガクッと落ちてしまいましたが、今作で再び30億円台に戻しています。
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