漫画が原作の実写化作品で成功したドラマ・映画ランキングTOP20

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漫画が原作の実写化作品は数多くあります。現在放送中のドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』も漫画が原作となっていますね。

また、これから公開予定の映画も『鋼の錬金術師』『銀魂』『ジョジョの奇妙な冒険』と漫画の実写化作品が勢揃いです。

ただ、漫画の実写化は成功例も多いのですが、失敗する確率も高いと言われています。

そこで今回はなぜ漫画の実写化作品が増えるのか、そしてなぜ実写化作品は失敗する確率が高いのか、その理由とともに漫画が原作の実写化作品で成功したドラマ・映画をランキング形式で紹介していきたいと思います。

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漫画の実写化作品が増える理由は?

では、まず漫画の実写化作品が増えている理由について紹介していきます。

漫画の実写化作品がここまで増えている一番の理由は「ネームバリューがあるから」だと言われています。

ある脚本家によると、原作のないドラマを作りたいと思っても余程の人気脚本家でない限り企画が通りにくいのだとか。既に絵のあるアニメや漫画を資料として提出することでテレビ局や制作会社からゴーサインが出やすいと言われています。

また、ドラマや映画離れが進む若い世代の関心を惹くという理由もあるそうです。ある程度固定ファンのいる作品を実写化することで収益も見込めるという狙いもあるようですね。

漫画の実写化作品が失敗する理由は?

漫画の実写化作品は年々増え続けていますが、失敗する確率も高いと言われています。映画が大コケしたとか、視聴率が爆死したという話題をよく目にしますね。

その理由としては実写化出来ないような作品を無理矢理映像化したために物語の世界観を壊してしまうことが挙げられます。

例えば、男しか出ない作品に勝手に女の新キャラを登場させてしまうなどですね。

そして、一番の原因はキャストです。

決して役者さんが悪いわけではなく、原作のイメージと全く違う人をキャスティングすることで原作ファンの怒りを買ってしまうことが多くあります。

また、人気俳優を何度も起用することによって「もういいよ」となってしまいます。

最近では少女漫画の実写化作品に山崎賢人さんや広瀬すずさんが何度も起用されており、「もうお腹いっぱい」「もう勘弁して」という声が上がっています。漫画実写化アレルギーなる言葉も誕生しましたね。

この漫画実写化の流れはいつまで続くのか、頭を悩ませている人も多くいます。

それでは、さっそく漫画が原作の実写化作品で成功したドラマ・映画トップ20をランキング形式で紹介していきます。

漫画の実写化で成功したドラマ・映画ランキング

20位:信長協奏曲

第20位は信長協奏曲。

『信長協奏曲』は「ゲッサン」で2009年から連載されている漫画です。作者は石井あゆみさん。2016年11月現在、14巻まで発売されています。

そんな『信長協奏曲』は2014年10月期に小栗旬さん主演でドラマ化されました。フジテレビ月9枠で初となる時代劇作品で平均視聴率12.5%。

それほど高い数字ではありませんが、視聴率低下が叫ばれる中で二桁をキープしています。

そして、ドラマの続編として2016年1月に映画が公開され、興行収入46億円と大ヒットを記録しました。

10億円を突破すればヒットと言われている中で興行収入46億円は見事ですね。

というわけで、『信長協奏曲』は成功した作品と言えるでしょう。

19位:モテキ

©2011映画「モテキ」製作委員会

第19位はモテキ。

『モテキ』は2008年~2010年まで青年漫画誌「イブニング」で連載された漫画です。作者は久保ミツロウさん。単行本は4巻発売されています。

そんな『モテキ』は2010年7月期に森山未來さん主演でドラマ化されました。

テレビ東京の深夜枠での放送ということで視聴率は低かったですが、“モテキ”という言葉は2010年の流行語大賞にノミネートされました。

そして、ドラマの1年後を舞台にした映画が2011年9月に公開され、興行収入22億円を記録しました。

実写化されたことで原作漫画も注目を浴び、連載中よりも連載終了後に発行部数が伸びたと言われています。

18位:NANA

第18位はNANA。

『NANA』は2000年から少女漫画雑誌「Cookie」で連載されている漫画です。作者は矢沢あいさん。作者急病のため2009年より休載中で、単行本は現在までに21巻発売されています。

そんな『NANA』は2005年に中島美嘉さんと宮崎あおいさんのW主演で映画化されました。

興行収入は40億円を突破し、中島美嘉さんが歌う主題歌「GLAMOROUS SKY」も大ヒット。主要キャストの伊藤由奈さんが歌う「ENDLESS STORY」も話題となりました。

しかし、翌年に公開された続編となる『NANA2』は主演の宮崎あおいさんが降板するなどキャストが大幅に変更になり、興行収入12億円と伸び悩みました。

ただ、話題性などを見ても成功の部類に入ると思います。

17位:ヒロイン失格

©2015映画「ヒロイン失格」製作委員会 ©幸田もも子/集英社

第17位はヒロイン失格。

『ヒロイン失格』は2010年~2013年にかけて「別冊マーガレット」で連載された漫画です。作者は幸田もも子さん。単行本は全10巻発売されています。

そんな『ヒロイン失格』は2015年に桐谷美玲さん主演で映画化され、興行収入24億円を突破しました。

主に若い女性を中心に支持を集め、少女漫画が原作の作品としては異例の大ヒットとなりましたね。

20代後半の桐谷美玲さんが高校生役を演じるということで話題となっていましたが、全然違和感がなかったですね~。ハマり役でした。

16位:闇金ウシジマくん

©2012真鍋昌平・小学館/「闇金ウシジマくん」製作委員会

第16位は闇金ウシジマくん。

『闇金ウシジマくん』は2004年から「ビッグコミックスピリッツ」で不定期に連載されている漫画です。作者は真鍋昌平さん。2016年11月現在、単行本は36巻発売されています。

そんな『闇金ウシジマくん』は2010年10月期に山田孝之さん主演でドラマ化されました。深夜枠での放送ながら注目を浴びてシリーズ化され、2014年1月期と2016年7月期にそれぞれseason2とseason3が放送されています。

また、ドラマのシリーズ化と併せて映画も公開されています。『闇金ウシジマくん』『闇金ウシジマくんpart2』『闇金ウシジマくんpart3』『闇金ウシジマくんザ・ファイナル』と4作公開されており、興行収入は公開されるたびに前作の興行収入を上回っています。

ちなみに、最近公開された『闇金ウシジマくんザ・ファイナル』はシリーズ最高位となる初登場2位を記録しました。

興行収入的には成功とは言い難いですが、主人公の丑嶋を演じる山田孝之さんの評判も良く、原作ファンも納得の作品になっています。

また、話題性も抜群だったので成功の部類に入ると思います。

15位:花ざかりの君たちへ

第15位は花ざかりの君たちへ。

『花ざかりの君たちへ』は1996年~2004年まで「花とゆめ」で連載されていた漫画です。作者は中条比紗也さん。単行本は全23巻発売されています。

そんな『花ざかりの君たちへ』は2007年7月期に堀北真希さん主演でドラマ化されました。

平均視聴率17.0%、最高視聴率21.0%を記録する大ヒット。また、スペシャル版も視聴率18.8%と高視聴率を獲得しました。

ちなみに、2011年にAKB48の前田敦子主演でリメイク版が放送されましたが、こちらは平均視聴率7.1%と低視聴率に終わりました。

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14位:金田一少年の事件簿

第14位は金田一少年の事件簿。

『金田一少年の事件簿』は1992年から連載されている漫画です。2016年11月現在、本編66巻、スピンオフ7巻が発売されています。

そんな『金田一少年の事件簿』はこれまでに連続ドラマ4本、単発ドラマ6本が放送され、映画化もされています。

Kinki Kidsの堂本剛くんが主演を務めた第1シリーズは平均視聴率23.9%、最高視聴率29.9%と大ヒットを記録。

また、第2シリーズも平均視聴率22.4%、最高視聴率27.8%でした。

ただ、主演が剛くんからジャニーズの後輩へ交代になってからは視聴率が低迷しています。

一番最近放送された山田涼介くん(Hey!Say!JUMP)主演の連ドラは平均視聴率10.5%とギリギリ二桁を保っている状態です。

13位:ホタルノヒカリ

©2012「映画ホタルノヒカリ」製作委員会

第13位はホタルノヒカリ。

『ホタルノヒカリ』は2004年~2009年まで女性向け漫画雑誌「Kiss」で連載された漫画です。作者はひうらさとるさん。単行本は全15巻が発売されています。

そんな『ホタルノヒカリ』は2007年に綾瀬はるかさん主演でドラマ化されました。

平均視聴率13.6%、最高視聴率17.3%を記録。また、2010年に放送された続編『ホタルノヒカリ2』は平均視聴率15.4%、最高視聴率17.4%を記録しました。

2012年に公開された映画も興行収入18.8億円とそこそこの数字を残しています。

“干物女”と呼ばれる主人公のライフスタイルが話題となり、綾瀬はるかの代表作とも言える作品ですね。

12位:ROOKIES(ルーキーズ)

第12位はROOKIES。

『ROOKIES』は1998年~2003年まで「週刊少年ジャンプ」で連載された漫画です。作者は森田まさのりさん。単行本は全24巻発売されています。

そんな『ROOKIES』は2008年4月期に佐藤隆太さん主演でドラマ化されました。

平均視聴率14.9%、最高視聴率19.5%を記録。また、2009年には映画化され、興行収入85.5億円を記録する大ヒットとなりました。

2009年に公開された邦画・洋画の中で興行収入1位を獲得する偉業を達成した作品です。

11位:Dr.コトー診療所

第11位はDr.コトー診療所。

『Dr.コトー診療所』は2000年から「ヤングサンデーコミックス」で連載中の漫画です。作者は山田高敏さん。2010年から長期休載中で、単行本は現在までに25巻発売されています。

そんな『Dr.コトー診療所』は2003年7月期に吉岡秀隆主演でドラマ化されました。

平均視聴率19.0%、最高視聴率22.3%を記録する大ヒット。そして、2006年10月期に放送された続編も平均視聴率22.4%、最高視聴率25.9%を獲得しています。

スペシャル版となる単発ドラマも平均視聴率20%を超えるなど、シリーズを通して大ヒットを記録した作品です。

コメント

  1. タコス より:

    GANTZ
    ピンポン
    カイジがないのはなぁ…
    特にカイジは良かった

    • ぽんちゃん より:

      タコスさん

      コメントありがとうございます!「GANTZ」「ピンポン」「カイジ」忘れてましたー!確かにどの作品も面白いですね^^

  2. 匿名 より:

    何を基準としたランキングなのでしょうか?

    • ぽんちゃん より:

      匿名さん

      コメントありがとうございます!このサイトのランキングは視聴率・興行収入など数字が確定しているもの以外は全て私の独断と偏見で作成しています。

      あくまで私個人の好みの問題なので暇つぶし程度の軽い気持ちで見て頂けると嬉しいですm(_ _)m