大コケした日本映画ランキングTOP15!興行収入ワースト1位の作品とは?

大コケした日本映画ランキングTOP15!興行収入ワースト1位の作品とは?

先日、ネットニュースを見て思わず二度見(というか三度見)してしまった、歴史的な興行不振のニュースをご存知でしょうか。

その主役は、中国映画『阿修羅』。 なんと中国映画史上最大となる約126億円という、ちょっとした国家予算レベルの巨額を投じて製作された、SF・ファンタジー・武術てんこ盛りの超大作だったのですが……。

蓋を開けてみたらびっくり、興行成績が文字通り地を這うような結果となり、公開からわずか3日で強制終了(上映打ち切り)になってしまったのだとか。3日って、週末旅行に行ってる間に映画の歴史が終わってます。

米ドル換算した推定損失額は、驚異の約116億円。世界映画史上でも堂々の第5位にランクインする、もはや伝説級のギガ大爆死です。

……と、ここで普段はドラマにどっぷりな私ですが、エンタメ界の野次馬根性がうずいてしまうのが人間のサガ。 「おいおい、じゃあ我が国・日本映画界のコケっぷりはどうなんだ!?」って気になりませんか?

ネットでよく目にする「大爆死!」「大コケ!」という不名誉なニュース。でも、ぶっちゃけ「どれくらいのレベルで、どう派手にコケたのか」の具体的な数字や内情って、意外と知られていませんよね。

というわけで今回は、色んな意味で涙なしには読めない、爆死レベルで大コケしてしまった日本映画をランキング形式でぶっちゃけていきたいと思います!

ただ、日本の映画界も歴史が長く、過去の作品までガチで調べ始めると管理人のライフが途中でゼロになってしまうため(笑)、今回は「2010年以降に公開された映画」にグッと限定してお届けします。

それでは、ある意味でスリリングなランキング、いってみましょう!

大コケした日本映画ランキングTOP15

第15位:『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』(前編・後編)

〜 映画ファンが「壁の向こう」で静かに絶望した、あの超大型巨編 〜

第15位は、メガヒット人気漫画の鳴り物入りでの実写化、2015年に前後編の二部作で公開された『進撃の巨人』です。

まずは、当時の世間をザワつかせたデータから見ていきましょう。

【前篇】進撃の巨人 ATTACK ON TITAN

  • 公開:2015年8月 / 主演:三浦春馬 / 監督:樋口真嗣
  • 興行収入:32.5億円(初登場1位 / 427スクリーン)

【後篇】進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド

  • 公開:2015年9月 / 主演:三浦春馬 / 監督:樋口真嗣
  • 興行収入:16.8億円(初登場1位 / 427スクリーン)
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「えっ、どっちも初登場1位だし、前後編合わせたら50億円近く稼いでるじゃん!どこが大コケ?」と思いますよね。

そう、興行収入の「数字だけ」を見れば、大爆死とまでは言えないかもしれません。でも、当時のあの異常なまでの注目度と、映画界全体の鼻息の荒さを考えると……正直、かなり「寂しい数字」なんです。

それもそのはず、どうやら配給側は「前後編合わせて興行収入100億円!」という超大型の目標を掲げていたのだとか。結果は、その半分にも届かず。

さらに数字をよく見ると、恐ろしいホラー現象が起きています。 なんと、前編(32.5億円)からわずか1ヶ月後に公開された後編(16.8億円)で、興行収入がほぼ綺麗に「半減」しているのです……!「前編を観た人たちが、後編で一斉に回れ右して逃げ出した」のが数字にハッキリ表れていて地味に痛すぎます。

でもまあ……正直、面白くなかったから仕方がないですよね(笑)。

私は映画館をスルーして後からレンタルで観た組なのですが、これがもう凄かった。ネットで散々叩かれていたのを知っていたので、防御力をガチガチに高めて「ある程度の覚悟」をして臨んだんですよ。なのに、こちらの予想の斜め上をはるかにいく破壊力でした。ネットの「原作漫画のファンは絶対に観ない方がいい」という忠告は、ガチで正しかったです。

ちなみに、この映画の製作費は前後編それぞれ10億円程度と言われています。 本作の脚本を担当した映画評論家の町山智浩さんが当時Twitter(現X)で明かしたところによると、「製作費の約3倍の興行収入を稼がないと黒字にならない」という大人の事情があるそうで……。

この計算式に当てはめると、目標30億円に対して16.8億円に終わった後編は、完全に「壁の外の真っ赤っか(大赤字)」ということになります。

第14位:無限の住人

〜 視聴率男の映画伝説に急ブレーキ!?カンヌの階段でもやらかした悲劇の1作 〜

第14位は、2017年春に公開された、人気漫画の実写化『無限の住人』です。 主演は木村拓哉さん、監督は世界に誇る巨匠・三池崇史さんという、超大型タッグ。激しい音楽と重厚なオーディオ(音響効果)が鳴り響く、ド派手な「武術映画」として鳴り物入りで公開されました。

まずは、当時の映画界をザワつかせたリアルな数字から。

  • 公開:2017年4月 / 主演:木村拓哉 / 監督:三池崇史
  • 興行収入:9.7億円(初登場6位 / 331スクリーン)
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「えっ、10億弱も稼いで初登場6位なら、そこまでコケたようには思えないけど?」 そう思ったあなた、主役の名前をもう一度見てください。「木村拓哉」ですよ?

私たちドラマオタクからすれば、キムタクといえば「平成の視聴率男」。出れば視聴率30%超えが当たり前だった絶対王者です。そしてその無双っぷりは、映画界でも完全に引き継がれていたはずでした。ちょっと彼の過去の「映画の」戦績を振り返ってみましょう。

  • 『武士の一分』41.1億円
  • 『HERO(2007)』81.5億円
  • 『SPACE BATTLESHIP ヤマト』41.0億円
  • 『HERO(2015)』46.7億円

……ちょっと桁が違いすぎますよね(白目)。 40億、80億をバンバン連発してきた過去の栄光ロードから見ると、今回の「9.7億円(10億届かず)」は、ファンじゃなくても「あれっ?どうしちゃったの!?」と期待ハズレな印象を強く受けてしまいます。

まあ、全盛期の神がかった数字と比べるのはちょっと可哀想な気もしますが、現実は非情です。 この『無限の住人』は、製作費が当然のように億単位、さらにPR(宣伝)費用だけでも1億円近い巨額の資金が投入されたと言われています。 それだけの大金を注ぎ込んで、回収できたのが9.7億円……。大人の事情を考えると、これは「大コケした」と言わざるを得ません。

さらに、この映画の悲劇は数字だけでは終わりませんでした。 プロモーションのために乗り込んだ、世界最高峰の「カンヌ国際映画祭」。 そこで木村拓哉さんは、なんと共演女優の杉咲花さんをレッドカーペットに置き去りにし、エスコートもせずに1人で颯爽と階段を上っていってしまった姿が問題視され、ネットやメディアで叩かれてしまったのです。

劇中ではどんな傷もたちまち治る「不死身の剣士」を演じたキムタクですが、現実のカンヌの階段では、映画のPRどころか自分のイメージをセルフでぶった斬ってしまう結果に……。 映画が大苦戦しただけでなく、舞台裏の振る舞いまで叩かれるとは、まさに踏んだり蹴ったりな1作でした。

第13位:ジョジョの奇妙な冒険

〜 「第一章」という名の、切なすぎる未完のプロローグ。砕け散ったシリーズ化の夢 〜

第13位は、累計発行部数1億部を超える伝説的メガヒット漫画の実写化に挑んだ『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』(2017年夏公開)です。

主演は実写化といえばこの人、山崎賢人さん。そして監督は……おっとびっくり、14位の『無限の住人』に続いてまさかの2連続登場となる三池崇史さんです。

それでは、当時のリアルなデータを見てみましょう。

  • 公開:2017年8月 / 主演:山崎賢人 / 監督:三池崇史
  • 興行収入:9.2億円(初登場5位 / 325スクリーン)

この作品、実写化が公式発表されたその日から、ネット上では「いや無茶だって!」「絶対コケるからやめとけ!」と全方位から大予言の嵐が吹き荒れていました。まさにファンが固唾を呑んで見守る中での公開だったわけですが……うん、見事に案の定コケましたね(笑)。

興行収入9.2億円、週末ランキング初登場5位。 14位のキムタクと同じく、数字「だけ」を見ればそこまで目も当てられない大爆死というわけではないのかもしれません。ただ、あの「ジョジョ」という世界的な超ビッグタイトルのネームバリューと、公開前のすさまじい話題性を考えると、やっぱりかなり寂しい数字と言わざるを得ません。

なぜなら、この作品も裏ではとんでもない額の製作費が動いていた模様。 ネットで情報収集したところによると、劇中の舞台(杜王町)の雰囲気を再現するために、わざわざスペインで長期の海外ロケを敢行!さらにスタンドバトルを表現するためのCGにも、多額の資金を湯水のように投じたと言われています。スペインまで遠征してCGも盛って10億届かないのは、配給会社の大人の胃に穴が空くレベルのダメージです。

そして、この映画の最大にして最高のツッコミどころは、タイトルに堂々と刻まれた「第一章」という不穏な文字。

そう、当初はなんと「4部作を見据えた壮大なシリーズ化」を計画していたようなのですが、肝心の第一弾がこの結果に終わってしまったため、続編はすべて綺麗に白紙になってしまったと言われています。

週刊少年ジャンプのお約束「俺たちの戦いはこれからだ!」を、ガチの興行収入でやってしまい、ダイヤモンドではなく「続編の計画」が粉々に砕け散ってしまった悲劇の第一章。 主人公・仗助のスタンド能力でも、白紙に戻った未来だけは直せなかったようです。

第12位:座頭市 THE LAST

〜 豪華キャストで挑んだ伝説の完結編……のはずが、興行収入まで「LAST(おしまい)」になった哀愁作 〜

第12位は、2010年春に公開された『座頭市 THE LAST』です。 昭和の怪物・勝新太郎さんの代名詞であり、日本エンタメ界の宝とも言える超人気「武術映画」シリーズの、まさに最終作として大々的に作られた歴史的なタイトル。

主演には当時圧倒的な人気を誇った香取慎吾さん、そしてヒロインには今や国民的トップ女優の石原さとみさんを迎えるという、ドラマオタクの私からすれば「毎週夜9時にテレビで見たら確実に高視聴率を叩き出しそうな超豪華コンビ」で挑んだのですが……。

まずは、思わず目を疑ってしまうリアルなデータからどうぞ。

  • 公開:2010年5月 / 主演:香取慎吾 / ヒロイン:石原さとみ
  • 興行収入:4.0億円(初登場6位 / 238スクリーン)
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15位の進撃(前編32億)や14位のキムタク(9.7億)の時点で「寂しい数字」と言っていましたが、ここにきて一気に桁が変わり、ガチの爆死ゾーンである「4.0億円」に突入です。

香取慎吾×石原さとみという、名前だけで人が集まりそうなネームバリューを考えると、この数字は「寂しい」を通り越して、配給会社の偉い人が頭を抱えて座頭市ばりに目を閉じてしまうレベルの大コケ。スクリーンに鳴り響く感動的な「音楽」も、どこか哀愁漂うお通夜BGMに聞こえてきちゃいます。

「でも、時代劇だし4億なら健闘した方じゃないの?」と思う方もいるかもしれません。 では、ここで残酷すぎる比較データを1つ。 2003年に公開された、あのビートたけしさん主演(兼監督)の『座頭市』の興行収入は、なんと28.5億円でした。

……たけし版の約7分の1という衝撃の現実。 前作の大きな壁を越えるどころか、足元にも及ばない結果になってしまいました。

第11位:おしん

〜 日本中が泣いた伝説の朝ドラをリメイク!……のはずが、興行収入の厳しさに配給会社が泣いた1作 〜

第11位は、2013年秋に公開された映画版『おしん』です。 「おしん」といえば、1983年から1984年にかけて放送され、社会現象を巻き起こしたNHK朝の連続テレビ小説の金字塔。ドラマオタクとしては、このタイトルを聞くだけで五体投地したくなるレベルの超・大御所ブランドです。

まずは、映画版のリアルなデータから見ていきましょう。

  • 公開:2013年10月 / 主演:濱田ここね
  • 興行収入:4.0億円(初登場5位 / 253スクリーン)
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12位の『座頭市 THE LAST』に続いて、こちらもガチの爆死ラインである「4.0億円」を綺麗に叩き出してしまいました。

ここで、ドラマオタクの皆様は一度深呼吸をしてください。元祖・テレビドラマ版『おしん』がどれだけバケモノだったか、その驚異の数字がこちらです。

  • 平均視聴率:52.6%
  • 最高視聴率:62.9%

……ちょっと意味が分からない数字ですよね(笑)。テレビをつけている人の半分以上、調子が良い時は6割以上が同じドラマを観ていたという、現代では天変地異が起きても不可能な伝説の記録です。

日本中の涙を搾り取ったこの最強の知名度があれば、映画化なんて大ヒット間違いなし!……と思うじゃないですか。 蓋を開けてみたら、映画版の興行収入はわずか4.0億円。切なすぎる結果になってしまいました。

もちろん、映画版もめちゃくちゃ気合は入っていたんですよ。 おしん役にはオーディションで選ばれた濱田ここねちゃん、そして母親役に上戸彩さん、父親役には稲垣吾郎さんをキャスティング!「これテレビドラマなら確実に2クールぶち抜きで高視聴率を狙える布陣でしょ!」と叫びたくなる豪華さで脇を固めていました。

全国253スクリーンという大規模な上映枠を確保し、話題性も抜群だったのですが……無情にも映画館の客足は伸び悩み、なんとわずか4週で上映打ち切りという過酷な現実に直面することに。

4週って、朝ドラの放送期間でいったら、ちょうど「おしんが最初の奉公先でめちゃくちゃイジめられて、じっと耐え忍んでいる真っ最中」あたりです。おしんの人生が本格的に報われる前に、映画館での上映人生が強制終了してしまいました。

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ぽんちゃん

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コメント

コメント一覧 (5件)

  • 16億円の進撃の巨人後編なんかランクインさせるより
    3.7億しか興収無かったももクロ映画のがコケてるのに

  • 連続記録なら「セーラー服と機関銃 -卒業-」「シグナル100」「小説の神様 君としか書けない物語」の3連続大コケでしょ

  • 22億円の製作費、250スクリーン以上の公開規模で1.8億円の実写版パトレイバーが入っていないとな?

    • 匿名さん

      コメントありがとうございます。こちら10年前に作ったランキングなので、古い情報ですみません。

      最新版の大コケ映画ランキングの作成も検討しますね!情報ありがとうございます!

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