9月19日に『僕たちがやりました』『カンナさーん!』の最終回が放送され、全ての夏ドラマの放送が終わりました。
2017年7月期は期待度の高いドラマが少なかったですが、観始めたら意外と面白い作品が多くて楽しませて頂きました。
夏休み中はバタバタでゆっくりドラマを観る余裕がなかったのですが、全て録画して12作品中10作品は最終回まで視聴しました。残りの2作品は途中リタイア。
というわけで、今回は2017年7月期に放送されたドラマの中で一番面白かったのはどの作品なのか?夏ドラマ満足度ランキングをお届けします。
私が作成した期待度ランキング、そして視聴率ランキングと比較しながら夏ドラマを振り返っていきたいと思います。
2017年7月期ドラマ視聴率ランキング
まずは、視聴率ランキングを紹介します。
2017年7月期に放送されたドラマの平均視聴率ランキングは以下の通り。
- 14.8% コード・ブルー
- 11.5% 過保護のカホコ
- 11.5% 黒革の手帖
- 10.2% カンナさーん!
- 9.7% ごめん、愛してる
- 8.7% ウチの夫は仕事ができない
- 8.6% 愛してたって、秘密はある。
- 7.3% ハロー張りネズミ
- 6.5% 警視庁いきもの係
- 6.1% 僕たちがやりました
- 4.5% セシルのもくろみ
- 4.0% あいの結婚相談所
1位は『コード・ブルー』。人気シリーズだけあって断トツの1位でしたね。
そして、最下位は『あいの結婚相談所』。
まあ、こちらは深夜枠なので仕方がないとして、一番ヤバいのは真木よう子さん主演の『セシルのもくろみ』。
平均視聴率4.5%は2000年以降に放送されたドラマ(深夜枠除く)の中でワースト10に入る低視聴率です。
2017年7月期ドラマ期待度ランキング
では、続いて私が放送前に作成した期待度ランキングを参考までに載せておきますね。
- 僕たちがやりました
- ごめん、愛してる
- コード・ブルー
- ハロー張りネズミ
- あいの結婚相談所
- ウチの夫は仕事ができない
- カンナさーん!
- 愛してたって、秘密はある。
- セシルのもくろみ
- 黒革の手帖
- 警視庁いきもの係
- 過保護のカホコ
窪田正孝くん主演の『僕たちがやりました』を1位、高畑充希さん主演の『過保護のカホコ』を最下位にしていました。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
それでは、2017年7月期夏ドラマ満足度ランキングを紹介します。視聴率、期待度と比べてどう変化しているのでしょうか?
2017年7月期ドラマ満足度ランキング
セシルのもくろみ
一番満足度の低い第12位は『セシルのもくろみ』。
視聴率11位、期待度9位と低めでしたが、満足度は断トツの最下位です。
まあ、平凡な専業主婦が読者モデルになるというストーリー展開も全く惹かれませんでしたが、問題はソコじゃなかったですね。
脚本とかストーリー展開云々の前に真木よう子さんのガリガリの体型と違和感ありまくりの黒カラコンが気になって気になって…。
しかも、ガリガリの体型なのに「モデルになりたいなら炭水化物もスイーツも禁止!」みたいな台詞があって、ちょっと理解に苦しみました。
あとね、真木よう子さんのキャラが受け付けない。ギャーギャーうるさいし、なぜ怒っているのかも分からない。もはや理解不能。
最終的には“美しい吉瀬美智子さんを眺めるだけのドラマ”になりましたが、それも限界を迎えて3話で途中離脱しました。
というわけで、『セシルのもくろみ』が断トツの最下位です。
あいの結婚相談所
第11位は『あいの結婚相談所』。
このドラマは今話題のミュージカル俳優・山崎育三郎さんの連続ドラマ初主演作ということで期待度ランキング5位にしていましたが、あまり面白くなかったですね。
ドラマというよりは、もはや“ミュージカル”でした。
とにかく歌う。森の中でも結婚式場でも空港でも。そして踊る。
なんて言うか、やりたい放題って感じ。
あとは、ストーリー展開がやや雑でしたね。肝心の“成婚率100%の結婚相談所”という設定を決定付けるような要素が薄い。
依頼者の心理を読み取って昆虫の生態と重ねて~ってことなんだろうけど、全体的にまとまりがなくて残念。
まあ、ザックリ説明すると“クセが強い”。
最終回まで全て視聴しましたが、残念ながらあまりハマれませんでした。
ウチの夫は仕事ができない
第10位は『ウチの夫は仕事ができない』。
視聴率も期待度も6位でネット上でもそこそこ評価が高い作品でしたが、残念ながら私には全くハマらなかったです。
1話は結構面白かった。錦戸亮さんと松岡茉優さん演じる夫婦が可愛らしくてホッコリしながら観ていました。
でも、回を重ねるごとにどんどんつまらなくなっていきましたね。
役者さんたちの演技は(壇蜜さん以外は)良かったですが、脚本と演出がイマイチでした。
壇蜜さん嫌いじゃないけど役柄が全然合ってないし、それをカバーする演技力もない。
お姉さん役を演じた江口のりこさんを上司役にした方が良かったのにな~なんて思いながら観ていました。
何話だったか忘れてしまいましたが、途中で「もう観なくてもいいかな」と離脱しました。
愛してたって、秘密はある
第9位は『愛してたって、秘密はある。』。
こういう系統のドラマは大好きなので毎週楽しみに観ていたのですが、オチがつまらなすぎて残念でした。
あと伏線の回収が雑すぎる。
挙句の果てには「完結編はHuluでー!」って、ちょっと日テレさん酷すぎやしませんか?まるで詐欺にでもあった気分です。
気になるからHuluで観ようかなと思ったけど、悔しいから絶対に観ない。
ただ、主演の福士蒼汰くんの演技は予想以上に良かった。
私の中で福士蒼汰くんはずっと“イケメン目の保養枠”だったのですが、今回のドラマではちゃんと役者さんとして演技を楽しみました。
今後も期待です!
カンナさーん!
第8位は『カンナさーん!』。
最初にドラマの概要と出演者を見たときは「あれ?コレ深夜枠のドラマだっけ?」と勘違いするくらい魅力を感じなかったのですが、意外と面白かったです。
製作費が安い捨て駒枠だったみたいな報道もありましたが、平均視聴率10%超えと数字的にも成功だったのではないでしょうか?
ネット上では主演の渡辺直美さんの演技が上手いとか下手とか賛否両論あるみたいですが、まあ、正直上手くはないですよね~。
でも、役を演じているというよりは元気で明るい本人のキャラそのままだったので、そこまで違和感はありませんでした。
夫役の要潤さんと姑役の斉藤由貴さんの演技は上手かったですね~。
特に斉藤由貴さんは天然なのか嫌味なのか絶妙なラインでイライラさせる演技がすごく上手くてハマり役だな~と思って観ていました。
これから母親役が増えそうだな~と密かに思っていたのに、まさかの“パンツかぶり騒動”で現在は女優生命の危機とまで言われていますね。
良い女優さんだったのに残念。さすがに頭にパンツはナイですね。ドン引きです。
ごめん、愛してる
第7位は『ごめん、愛してる』。
期待度ランキング2位とかなり上位にしていましたが、残念ながら視聴率もパッとせず満足度ランキングでも7位です。
もう、このドラマに関しては言いたいことが山ほどある。
まず声を大にして言いたいのが“ストーリーがご都合主義過ぎる”ということ。
リメイク作品なので多少のご都合主義は仕方ないと思いますが、清々しいくらいに有り得ないご都合主義のオンパレードで開いた口が塞がりませんでした。
特に後半は酷かったですね。こんなに偶然が重なるなんてことあるんでしょうか?
もうね、泣く気満々だったのに全然泣けない。失笑レベル。
物語の前半でそこまで重要じゃないエピソードに時間を使いすぎて後半がドタバタになってるのも残念。最終回に無理矢理詰め込みすぎ。
最終回の残り15分くらいのエピソードをもっと深く掘り下げると感動的な展開になりそうだったのに、大事なところをアッサリ流しちゃってる気がします。
脚本家の浅野妙子さん大好きだったのに。どうしちゃったんだろう。
そして、視聴率が伸びなかった最大の原因はやっぱり韓国と絡ませるストーリー展開だったと思います。1話を観終わったあとにTwitterで検索していたら韓国語だらけの前半で脱落した人も多かったみたいですね。
韓国ドラマに耐性のある私でも違和感がスゴかったので、韓国ドラマ観たことがない人にとっては「なんだコレ」状態だったはず。
韓国ドラマのリメイクがダメとは言わないけど、ストーリー的に絡ませる必要はなかったのでは?と思います。
あとは、サックス奏者の塔子役の女優さん、もっとどうにかなりませんでしたか?
大西礼芳さんは塔子役にしては地味すぎる。
まあ、こんなに文句を言ってますけど、良かったポイントも3つだけあります。
まず1つ目は、主演の長瀬くんの演技力。
不器用な役柄なので言葉よりも表情でのお芝居が多いのですが、素晴らしかったですね~。
特に母親役の大竹しのぶさんが絡むシーンでの長瀬くんの表情の演技はグッとくるものがありました。
長瀬くんはこういう影のある役が本当に上手い。
2つ目はやっぱり池脇千鶴さん。14年振りの民放ドラマ出演ということでしたが、彼女の演技も本当に素晴らしかったです。
3つ目は宇多田ヒカルさんが歌う主題歌。ドラマの雰囲気にピッタリ合っていて盛り上げてくれました。
ザックリまとめると、長瀬くんと池脇千鶴さんと宇多田ヒカルさんの歌う主題歌が素晴らしかったドラマでした。
警視庁いきもの係
第6位は『警視庁いきもの係』。
このドラマは期待度11位と下位にしていましたが、予想以上に面白かったです。
好きな俳優さん・女優さんが出ているわけでもなく、動物が好きというわけでもないのですが、毎週楽しみでしたね~。
「面白い脚本だな~」と思っていたら、脚本家さんが私が好きな“チーム・バチスタシリーズ”を手掛けている田中眞一さんと知って納得。
小ネタも満載で、クセになる面白さがありました。
こういう家族でホッコリ楽しめるドラマが1クールに1本あると嬉しいですね~。
特に今回は裏の『ごめん、愛してる』が暗くて重いストーリー展開のドラマだったので、そのあとに録画していたこのドラマを観て癒されていました。
あと、橋本環奈ちゃんの可愛さね!警官コスが可愛すぎて、それだけで癒されました。
残念ながらフジの日曜ドラマ枠は消滅してしまいましたが、他の枠でもいいので続編を希望します。
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