軍師官兵衛
第5位は『軍師官兵衛』
2014年放送された作品で、岡田准一さん(V6)が豊臣秀吉の軍師として活躍した黒田官兵衛を演じました。
織田信長時代から乱世の終焉までの人間模様を丁寧に描いた作品だったので、戦国時代が大好きな私としては非常に楽しめました。
私、黒田官兵衛という人物が元々好きではなかったのですが、それでも最後まで毎週楽しみに観ていましたね~。
岡田くんの演技は文句なしに素晴らしかったですが、脇を固める役者さんもお見事。
特に父親の黒田職隆を演じた柴田恭兵さん、妻の光(てる)を演じた中谷美紀さんの演技が光っていて、何度も泣かされました。
ただ、ただですよ。ちょっと主人公補正が酷すぎる。
ある程度の主人公補正とご都合主義は仕方ないと割り切って楽しんでいますが、ちょっとコレはやり過ぎかな?と思う点が結構ありましたね。
私もそこまで詳しいワケじゃありませんが、主人公補正が酷すぎるせいで田中圭さん演じる石田三成があまりにも悪人に描かれていて、ちょっと残念な気持ちになりました。
官兵衛が主人公なので対立する三成が悪者なのは仕方ないんですが、ちょっとやり過ぎだった感が否めません。
まあ、でもトータル的にはすごく見応えがある面白い作品だったと思います。
篤姫
第4位は『篤姫』
2008年に放送された作品で、宮崎あおいさんが江戸幕府13代将軍・徳川家定の正室である篤姫を演じました。
この作品は女性が主人公の大河ドラマとしては異例の高視聴率を記録して話題になりましたね。
全話の平均視聴率は24.5%。第1話から第50話まで全て平均視聴率20%超えという偉業を達成しています。
何がそこまでよかったのか?
思い返してみると、まずは、主役の宮崎あおいさんがとても魅力的でした。
役に完璧になり切ってましたね。元々演技力に定評のある女優さんでしたが、この『篤姫』での演技に関しては本当に天才だなと思いました。素晴らしいという言葉しか出てきません。
少女の頃から晩年までを演じたのですが、その演じ分け方が実に見事でした。
そして、脇を固める役者さんたちの演技も光ってました。
特に徳川家定を演じた堺雅人さん、小松帯刀を演じた瑛太さん、家定の生母である本寿院を演じた高畑淳子さんの演技が最高でしたね~。あとは滝山を演じた稲森いずみさんも。
ただ、舞台が大奥なので合戦シーンが好きな方にはちょっと物足りなかったかもしれません。
でも、その分人間模様が非常に丁寧に描かれていたので、最後まで飽きずに観ることが出来ました。
ホームドラマ的な要素や少女漫画みたいなキュン要素もあったので、大河ドラマの固定ファン以外にも幅広く受け入れられた作品だと思います。
家定と篤姫が徐々に距離を縮めていく姿に私もキュンキュンさせてもらいました。
何度も繰り返し観たくなる作品だと思います。
新選組!
第3位は『新選組!』。
2004年に放送された作品で、香取慎吾さんが江戸時代末期に活躍した新選組の局長・近藤勇を演じました。
この作品は三谷幸喜さんが脚本を担当しています。
そして、従来の大河ドラマの流れとは違って、主人公・近藤勇の人生における重要な49日をピックアップし、1日1話構成で展開していました。
まあ、私が佐幕派で元々新選組が好きということもあるのですが、本当に最後まで楽しく観れた作品です。
正直、主人公の近藤勇はあまり好きな人物じゃなくて、香取慎吾さんの演技だってお世辞にも上手いとは言えません。
視聴率も伸び悩んだし、当時は結構叩かれていました。
でも、私はすっごく好きな作品です。
青春群像劇と言われているだけあって、新選組の隊士それぞれの心情が丁寧に描かれていました。
そして、新選組の隊士を演じた役者さんたちの熱演も光ってました。
一番はやっぱり土方歳三を演じた山本耕史さん。すっごいハマり役。この作品で山本耕史さんのファンになりました。
で、二番は山南敬助を演じた堺雅人さん。想い人・明里との格子越しの別れのシーンとか切腹シーンとか、本当に見せ場がたくさん。
で、三番は芹沢鴨を演じた佐藤浩市さん。私の中の芹沢鴨のイメージにピッタリでした。嫌な役をやらせたら右に出るものはいないってくらいハマってました。
ちなみに、本編終了後に山本耕史さん演じる土方歳三を主役とした「新選組!! 土方歳三 最期の一日」という特別ドラマが放送されたのですが、こちらも最高に面白かったです。
利家とまつ〜加賀百万石物語〜
第2位は『利家とまつ〜加賀百万石物語〜』。
2002年に放送された作品で、加賀藩主前田家の祖となった前田利家とその妻・まつの生涯を描いています。
この作品は私が大河ドラマにハマるきっかけとなった作品です。
放送された当時はまだ高校生だったのですが、両親と一緒に毎週欠かさず観ていました。本当に大好きな作品です。
まず、やっぱり戦国時代ってのがいいですよね。
前田利家はそこまで有名な人物ではないですが、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康という三英傑と深く関わっていますからね~。
そして、何と言ってもキャストが豪華。
唐沢寿明さん、松嶋菜々子さん、反町隆史さん、竹野内豊さん、天海祐希さん、酒井法子さんと主役級がゴロゴロ出演していました。
当時はそこまで知名度がありませんでしたが、香川照之さんも秀吉役で出演しています。
この作品もいい意味で大河ドラマっぽくなくて、ホームドラマみたいな感覚だったので大河ドラマ初心者の私でもすんなり入り込めたと思います。
あとは、松嶋菜々子さんが最高に美しかったです。こんな女性になりたいなと憧れました。
ついでに言うと、反町さんの織田信長には全然期待していませんでしが、めちゃくちゃハマっててビックリしました。
真田丸
第1位は『真田丸』。
2016年に放送された作品で、堺雅人さんが“日本一の兵”と評された武将・真田幸村の生涯を演じました。
主演・堺雅人さん、脚本・三谷幸喜さんということで放送前からすっごく楽しみにしていたのですが、その期待を裏切らない面白さでした。
もうね、大大大満足。
2008年の「篤姫」以降どっぷりハマれる大河ドラマがなくて、ほぼ惰性で視聴を続けていたのですが、久々にハマった作品でした。
20時まで待ちきれなくて18時からBSプレミアムで観ちゃうくらい大好きでした。
何が好きかって、それはやっぱり演じた役者さんたち。
堺雅人さんは言わずもがな、兄・真田信之を演じた大泉洋さんも父親・真田昌幸を演じた草刈正雄さんも最高でした。もうこの3人以外考えられないくらいのハマり役。
あとは、徳川家康を演じた内野聖陽さん、北条氏政を演じた高嶋政伸さん、上杉景勝を演じた遠藤憲一さんも最高。一癖も二癖もある役柄を見事に演じていました。
少ししか登場しなかったけど、武田勝頼を演じた平岳大さんの哀愁たっぷりの演技も素晴らしかったし、直江兼続を演じた村上新悟さんのイケボも最高でした。
いや、挙げればキリがないけど、石田三成を演じた山本耕史さんも茶々を演じた竹内結子さんも、本当にみんなハマり役だったと思います。
そしてそして、名場面もたくさん。
個人的には「犬伏の別れ」の回が史上最高でしたが、遠藤憲一さん演じる上杉景勝が「日本一の兵!真田左衛門佐!」と叫ぶシーンにドハマりして何度も巻き戻して観ました。
というわけで、第1位は『真田丸』でした。
大河ドラマ名作ランキングまとめ
いかがでしたか?今回は大河ドラマ名作ランキングをお届けしました。
今回はいつにも増して独断と偏見がひどかったですが、ご愛嬌ということで許して下さい。
やっぱり私が戦国時代と幕末が好きなんですよね。
ただ、今年放送された『おんな城主 直虎』には残念ながらちっともハマれませんでした。やっぱり女性が主人公の大河ドラマは難しい。
で、来年も『西郷どん』ということで、佐幕派の私にとっては何とも残念な展開です。
再来年はオリンピックを題材にした作品だし、もう暫く日曜日はワクワク出来なさそうです。
ちなみに、ワーストランキングも紹介するとこんな感じ。
- 花燃ゆ
- 武蔵
- 江~姫たちの戦国~
『花燃ゆ』と『武蔵』はあまりのつまらなさに途中離脱。『江~姫たちの戦国~』は最後まで観たけどファンタジーすぎてダメでした。
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