消費税率が3%から5%へと引き上げられた1997年。
商品シーンでは日本初となるキシリトールガムが発売されて注目を集め、映画界ではスタジオジブリ作品『もののけ姫』が興行収入193億円を叩き出す大ヒットを記録しました。
また、芸能界では絶頂期を迎えていた安室奈美恵さんの電撃結婚や、ロックバンド「X JAPAN」の解散など、日本中を驚かせる出来事が相次いだ年でもありました。
社会やエンタメ界が大きな変化を迎えた1997年のテレビ界では、どのような作品が視聴者の関心を集めたのでしょうか。
今回は、1997年に放送された「1997年ドラマ高視聴率ランキング」を、当時のエピソードや簡単な解説とともにご紹介します。
1997年ドラマ視聴率ランキング
1位:ラブジェネレーション
- 放送日:1997年10月13日 – 12月22日(全11話)
- 放送局:フジテレビ
- 放送枠:月曜21時
- 出演者:木村拓哉、松たか子、内野聖陽
- 平均視聴率:30.8%
- 最高視聴率:32.5%(第9話)
『ロングバケーション』で共演した木村拓哉さんと松たか子さんが再びタッグを組んだ王道ラブロマンス。クリエイティブ部門から営業部へ異動となった主人公(木村拓哉)と、生意気で芯の強いOL(松たか子)が、反発し合いながらも次第に深く惹かれ合っていく姿が描かれました。圧倒的な人気を集めて全話平均視聴率30%超えを達成し、90年代の月9ドラマを代表する不朽の名作として記憶されています。
2位:ひとつ屋根の下2
- 放送日:1997年4月14日 – 6月30日(全12話)
- 放送局:フジテレビ
- 放送枠:月曜21時
- 出演者:江口洋介、福山雅治、酒井法子
- 平均視聴率:27.0%
- 最高視聴率:34.1%(最終話)
1993年に社会現象を巻き起こした大ヒットホームドラマの続編。クリーニング店を営む長男(江口洋介)を中心に、様々な困難を乗り越えて身を寄せ合う柏木家のきょうだい達の愛と絆を描いています。新たな家族の課題や人間模様が丁寧に紡がれ、最終回では34.1%という驚異的な最高視聴率を記録。視聴者に委ねるような衝撃的なラストシーンを含め、大きな話題を呼んだヒット作です。
3位:ビーチボーイズ
- 放送日:1997年7月7日 – 9月22日(全12話)
- 放送局:フジテレビ
- 放送枠:月曜21時
- 出演者:反町隆史、竹野内豊、広末涼子
- 平均視聴率:23.7%
- 最高視聴率:26.5%(第3話)
それぞれ人生の立ち止まりを感じてさびれた海辺の民宿に流れ着いた2人の男(反町隆史・竹野内豊)が、友情を育みながら自分自身を見つめ直していく爽やかな青春ドラマ。月9としては珍しく恋愛よりも男同士の熱い友情にスポットを当てた作風が新鮮な反響を呼びました。夏の海を舞台にした解放感溢れる世界観と人気キャストの共演が話題を呼び、夏を象徴する名作として定着しました。
4位:バージンロード
- 放送日:1997年1月6日 – 3月17日(全11話)
- 放送局:フジテレビ
- 放送枠:月曜21時
- 出演者:和久井映見、反町隆史、武田鉄矢
- 平均視聴率:21.4%
- 最高視聴率:28.3%(最終話)
相手が妻子持ちと知らぬまま妊娠してしまったヒロイン(和久井映見)が、厳格な父(武田鉄矢)を安心させるため、偶然出会った青年(反町隆史)に偽の婚約者を依頼したことから始まるラブロマンス。偽りの関係から本物の愛へと変化していく展開や温かい親子の絆が描き出され、笑いと感動を誘いました。安室奈美恵さんが歌う主題歌『CAN YOU CELEBRATE?』も大ヒットを記録しました。
5位:失楽園
- 放送日:1997年7月7日 – 9月22日(全12話)
- 放送局:日本テレビ
- 放送枠:月曜22時
- 出演者:古谷一行、川島なお美、十朱幸代
- 平均視聴率:20.7%
- 最高視聴率:27.3%(最終話)
渡辺淳一さんのベストセラー小説を原作に、不倫関係に陥った成熟した男女(古谷一行・川島なお美)が、究極の愛を求めて社会的な地位や家庭を捨て去っていく姿を描いた官能的な愛憎ドラマ。社会現象となった原作同様、タイトルの「失楽園」が同年の流行語大賞に選ばれるなど大きな話題を集め、衝撃的な愛の顛末を描いた最終回では27.3%の高視聴率を叩き出しました。
6位:いいひと。
- 放送日:1997年4月15日 – 6月24日(全11話)
- 放送局:フジテレビ
- 放送枠:火曜22時
- 出演者:草彅剛、菅野美穂、財前直見
- 平均視聴率:20.4%
- 最高視聴率:24.6%(第1話)
同名人気漫画を原作に、底抜けに心が優しく真面目な青年(草彅剛)が、周囲の利益至上主義や冷めた人間関係に温かい風を吹き込んでいくハートフルヒューマンドラマ。SMAPの草彅剛さんにとって連続ドラマ初主演作であり、主人公の誠実でひたむきなキャラクターがハマり役として絶大な支持を獲得。最高視聴率24.6%を記録し、俳優としての評価を確立した記念すべき一作です。
7位:はぐれ刑事純情派 第10シリーズ
- 放送日:1997年4月2日 – 10月1日(全26話)
- 放送局:テレビ朝日
- 放送枠:水曜21時
- 出演者:藤田まこと、梅宮辰夫
- 平均視聴率:20.1%
- 最高視聴率:23.4%(第12話)
藤田まことさん演じる安浦刑事が、犯罪の陰に潜む人々の孤独や哀愁に寄り添いながら真実を追及していく人気人情刑事ドラマの第10シリーズ。節目の記念シリーズとなる今回も、長年培われたキャスト陣の掛け合いと味わい深いストーリー展開が安定した人気を集め、半年間にわたる長期放送でありながら平均視聴率20.1%を記録する底力を見せつけました。
8位:理想の結婚
- 放送日:1997年1月17日 – 3月21日(全10話)
- 放送局:TBS
- 放送枠:金曜21時
- 出演者:常盤貴子、竹野内豊
- 平均視聴率:19.7%
- 最高視聴率:-
旅先で偶然出会って意気投合し、勢いで結婚を決意したカップル(常盤貴子・竹野内豊)が、価値観の異なる双方の家族を巻き込みながら巻き起こすドタバタを描いたホームラブコメディ。「連ドラの女王」として絶大な人気を誇った常盤貴子さんと竹野内豊さんの爽やかな共演に加え、嫁姑問題や家族の人間模様をテンポ良くコミカルに描写して高い支持を集めました。
9位:ストーカー・誘う女
- 放送日:1997年1月9日 – 3月20日(全11話)
- 放送局:TBS
- 放送枠:木曜22時
- 出演者:陣内孝則、雛形あきこ、麻生祐未
- 平均視聴率:19.2%
- 最高視聴率:25.6%(第10話・最終話)
一夜の過ちを犯した平凡なサラリーマン(陣内孝則)が、相手の女性(雛形あきこ)から執拗かつ過激なつきまとい行為を受ける恐怖を描いたサスペンスドラマ。当時まだ法整備がされておらず、世間に馴染みの薄かった「ストーカー」という概念を鮮烈に印象付けた作品であり、エスカレートしていく狂気的な展開が大きな反響を呼んで最高視聴率25.6%を記録しました。
10位:ナースのお仕事2
- 放送日:1997年10月14日 – 12月23日(全11話)
- 放送局:フジテレビ
- 放送枠:火曜21時
- 出演者:観月ありさ、松下由樹、松岡昌弘
- 平均視聴率:19.2%
- 最高視聴率:21.1%(最終話)
ドジだが前向きな看護婦(観月ありさ)の成長を描いた大ヒット医療コメディの第2シリーズ。今作ではTOKIOの松岡昌弘さん演じる新人研修医が登場し、主人公とのコミカルな恋愛模様や新たな医療現場での失敗と成長が賑やかに描かれました。観月ありささんと松下由樹さんの名コンビぶりに磨きがかかり、前作を上回る平均視聴率19.2%を記録しました。


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