1994年ドラマ高視聴率ランキングトップ10

ドラマ

1994年に放送されたドラマの高視聴率ランキングを簡単な解説とともにお届けします。

日本人初の女性宇宙飛行士・向井千秋さんを乗せたスペースシャトルが打ち上げられた1994年。家庭用ゲーム機「セガサターン」「プレイステーション」が相次いで発売されました。

芸能界では松本人志の「遺書」がベストセラーとなりましたね。

そんな1994年にヒットしたドラマとは?

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1994年ドラマ視聴率トップ10

  • 全話の平均視聴率ランキング
  • 民放の連続ドラマが対象(NHKは除く)
  • 単発ドラマ、時代劇は除く
  • プライムタイムのみ(深夜ドラマは除く)
  • 平均視聴率が同じ場合は最高視聴率が高い方が上位

1位:家なき子

  • 1994年4月16日~7月2日(全12話)
  • 放送局:日本テレビ
  • 放送枠:土曜21時
  • 出演者:安達祐実、内藤剛志、保坂尚輝
  • 平均視聴率:24.7%
  • 最高視聴率:37.2%(最終話)

過酷な状況にある小学生の女の子がさまざまな困難に負けずに力強く生きていくという物語。

当時12歳だった安達祐実さんの好演が話題を呼び、社会現象を巻き起こしました。「同情するなら金をくれ!」という決め台詞は流行語大賞に選ばれています。

2位:妹よ

  • 1994年10月17日~12月19日(全10話)
  • 放送局:フジテレビ
  • 放送枠:月曜21時
  • 出演者:和久井映見、唐沢寿明、岸谷五朗
  • 平均視聴率:24.6%
  • 最高視聴率:30.7%(最終話)

貧しい家で育ったOLが大企業の御曹司と運命的に出逢い、周囲の反対を乗り越えながら恋を実らせるというシンデレラストーリー。

妹の恋を応援する兄の優しさが染みるハートフルな作品。兄役の岸谷五朗さんがハマり役。笑いあり涙ありの素敵なドラマです。

3位:そのうち結婚する君へ

  • 1994年1月15日~3月26日(全11話)
  • 放送局:日本テレビ
  • 放送枠:土曜21時
  • 出演者:藤谷美和子、仲村トオル、坂井真紀
  • 平均視聴率:24.3%
  • 最高視聴率:29.8%(最終話)

結婚を間近に控えたカップルが手違いにより挙式が延期になり、とりあえず入籍したもののマリッジブルーになってしまうというストーリー。

挿入歌の「愛が生まれた日」も100万枚を超える大ヒットとなっています。

4位:この世の果て

  • 1994年1月10日~3月28日(全12話)
  • 放送局:フジテレビ
  • 放送枠:月曜21時
  • 出演者:鈴木保奈美、三上博史、桜井幸子
  • 平均視聴率:22.9%
  • 最高視聴率:25.3%(第7話)

孤独なホステスと孤独な天才ピアニストの究極の愛を描いた作品。脚本は野島伸司さんで、主題歌は1992年に亡くなった尾崎豊さんの「OH MY LITTLE GIRL」です。

5位:29歳のクリスマス

  • 1994年10月20日~12月22日(全10話)
  • 放送局:フジテレビ
  • 放送枠:木曜22時
  • 出演者:山口智子、柳葉敏郎、松下由樹
  • 平均視聴率:22.2%
  • 最高視聴率:26.9%(最終話)

29歳の誕生日に恋人に振られたアパレル会社のOLである主人公を中心に男女3人の友情を描いた作品。

30歳を目前にして恋や仕事に悩む女性を山口智子さんが熱演し、多くの女性から共感を得得ました。柳葉敏郎さんと松下由樹さんの演技も秀逸で、3人がコタツで語り合うシーンの掛け合いは実に見事です。

6位:長男の嫁

  • 1994年4月14日~7月7日(全13話)
  • 放送局:TBS
  • 放送枠:木曜22時
  • 出演者:浅野ゆう子、石田純一、鈴木杏樹
  • 平均視聴率:20.5%
  • 最高視聴率:27.6%(最終話)

長男の嫁が直面する様々な問題をコミカルに描いたホームドラマ。数々のヒット作を手掛けている大石静さんが脚本を担当しています。

7位:お金がない!

  • 1994年7月6日~9月21日(全12話)
  • 放送局:フジテレビ
  • 放送枠:水曜21時
  • 出演者:織田裕二、財前直見、東幹久
  • 平均視聴率:20.5%
  • 最高視聴率:26.0%(第11話)

小さな町工場で働く貧乏な青年が一流企業で成功を収めるまでを描いたサクセスストーリー。

初回の平均視聴率は17.2%とそれほど期待は高くなかったのですが、回を増すごとに視聴率を上げ、最終的には平均視聴率20%を超えています。

8位:スウィート・ホーム

  • 1994年1月9日~3月27日(全12話)
  • 放送局:TBS
  • 放送枠:日曜21時
  • 出演者:山口智子、布施博、段田安則
  • 平均視聴率:20.4%

ある街に暮らす3つの家族の姿を描いたホームドラマ。子供たちの小学校受験を中心としたストーリー展開です。このドラマをきっかけに“お受験”という言葉が広まりました。

9位:君といた夏

  • 1994年7月4日~9月19日(全12話)
  • 放送局:フジテレビ
  • 放送枠:月曜21時
  • 出演者:筒井道隆、いしだ壱成、瀬戸朝香
  • 平均視聴率:19.4%
  • 最高視聴率:23.7%(最終話)

前年に放送された「あすなろ白書」でブレイクした筒井道隆さんが主演のドラマ。ひょんなことから一緒に暮らすようになった男女3人の恋と友情を描いています。

10位:人間・失格~たとえばぼくが死んだら~

  • 1994年7月8日~9月23日(全12話)
  • 放送局:TBS
  • 放送枠:金曜22時
  • 出演者:赤井英和、堂本剛、堂本光一
  • 平均視聴率:19.2%
  • 最高視聴率:28.9%(最終話)

名門私立中学を舞台にした作品。イジメ、体罰、自殺などを衝撃的な内容となっています。

あまりに過激な内容に視聴者から多くの批判が寄せられ、前半は視聴率9.8%と一桁を記録したものの、回を増すごとに視聴率はどんどん上昇。最終話では28.9%を記録しています。

KinKi Kidsの2人が注目を浴びるきっかけとなった作品でもあります。

1994年のドラマ視聴率まとめ

  • 24.7% 家なき子
  • 24.6% 妹よ
  • 24.3% そのうち結婚する君へ
  • 22.9% この世の果て
  • 22.2% 29歳のクリスマス
  • 20.5% 長男の嫁
  • 20.5% お金がない!
  • 20.4% スウィート・ホーム
  • 19.4% 君といた夏
  • 19.2% 人間・失格

1994年も数々の名作ドラマが誕生しています。

年間視聴率1位となった「家なき子」は社会現象となり、主人公を演じた安達祐実さんも大ブレイク。また、KinKi Kidsの二人が出演した「人間・失格」も過激な描写が話題となり、高視聴率を獲得しています。

ちなみに、ランキングトップ10には入らなかったものの話題になった作品は以下の通り。

  • 夏子の酒
  • 南くんの恋人
  • もしも願いが叶うなら
  • 若者のすべて

SMAPの木村拓哉さんが出演した「若者のすべて」は不朽の名作と言われていますが、視聴率は16.2%と伸び悩みました。

また、1994年は「古畑任三郎」の最初のシリーズが放送された年でもあります。平均視聴率14.2%とそれほど高い数字ではありませんが、話題となりシリーズ化されています。

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