皇太子さまと雅子さまのご結婚に日本中が歓喜に包まれた1993年。
日本初のプロサッカーリーグ「Jリーグ」が開幕して空前のサッカーブームが巻き起こったほか、東京ウォーターフロントの新シンボルとして「レインボーブリッジ」が開通するなど、日本全体が新たな活気に満ちあふれた年でした。
音楽界・エンタメ界では、B’zやZARD、WANDSといった「ビーイング」所属アーティストの楽曲がヒットチャートの上位を独占する“ビーイングブーム”が巻き起こり、街中にそのサウンドが響き渡っていました。
では、そんな新しい時代の風が吹き抜けた1993年のテレビ界で、高い注目を集めたヒットドラマとは一体何だったのでしょうか?
今回は、1993年に放送された「1993年ドラマ高視聴率ランキング」を、当時のエピソードや簡単な解説とともにご紹介します。
1993年ドラマ視聴率ランキング
1位:ひとつ屋根の下
- 放送日:1993年4月12日 – 6月28日(全12話)
- 放送局:フジテレビ
- 放送枠:月曜21時
- 出演者:江口洋介、福山雅治、酒井法子
- 平均視聴率:28.4%
- 最高視聴率:37.8%(第11話)
恋愛ドラマが主流だった「月9」枠で異例のホームドラマに挑み、時代を象徴する歴史的大ヒットとなった名作です。両親の事故死によりバラバラになっていた6人兄妹が、長男の「あんちゃん」こと達也(江口洋介)の熱い情熱によって再びひとつ屋根の下で暮らし始め、様々な困難に立ち向かう姿を描きます。次男役の福山雅治さんとの兄弟の絆や名セリフの数々が話題となり、第11話で記録した視聴率37.8%は、現在もフジテレビのドラマ史上最高記録として君臨しています。
2位:あすなろ白書
- 放送日:1993年10月11日 – 12月20日(全11話)
- 放送局:フジテレビ
- 放送枠:月曜21時
- 出演者:石田ひかり、筒井道隆、木村拓哉
- 平均視聴率:27.0%
- 最高視聴率:31.9%(最終話)
柴門ふみさんの人気漫画を原作に、大学のサークル「あすなろ会」で出会った男女5人の切ない恋愛や友情を描いた青春ドラマの金字塔。ヒロイン(石田ひかり)を巡る切ない恋模様が展開するなか、SMAPの木村拓哉さん演じる取手がヒロインを後ろから抱きしめて放った「俺じゃダメか?」という名シーンは「あすなろ抱き」と呼ばれ、社会現象となりました。藤井フミヤさんが歌う主題歌『TRUE LOVE』も200万枚を超える大ヒットを記録し、ドラマ史に深く刻まれる作品となりました。
詳しい情報はこちら!

3位:誰にも言えない
- 放送日:1993年7月9日 – 9月24日(全12話)
- 放送局:TBS
- 放送枠:金曜22時
- 出演者:賀来千香子、佐野史郎、野際陽子
- 平均視聴率:23.8%
- 最高視聴率:33.7%(最終話)
前年に大ブームを起こした『ずっとあなたが好きだった』の制作スタッフとキャストが再集結して生み出した過激な愛憎サスペンス。物語の繋がりはないものの、前作の「冬彦さん」で話題を呼んだ佐野史郎さんが再びエキセントリックな男・麻利夫を狂気たっぷりに演じ、大きな注目を集めました。元恋人への異常な執着と歪んだ愛が繰り広げるスリリングなストーリー展開はお茶の間を恐怖と興奮で包み込み、最終回では33.7%という脅威的な高視聴率を叩き出しました。
4位:渡る世間は鬼ばかり2
- 放送日:1993年4月15日 – 1994年3月31日(全49話)
- 放送局:TBS
- 放送枠:木曜21時
- 出演者:泉ピン子、角野卓造、赤木春恵
- 平均視聴率:23.8%
- 最高視聴率:30.1%(第46話)
橋田寿賀子さんが脚本を手掛け、2011年まで長きにわたって愛された国民的ファミリードラマの第2シリーズ。TBS開局40周年記念番組として1年間にわたり放送され、岡倉家とその5人の娘たちの家庭環境、嫁姑問題、子育ての苦悩など、時代ごとの身近な社会問題をリアルに描き出しました。登場人物たちの赤裸々な本音やリアルな葛藤が幅広い世代の共感を呼び、安定して高い視聴率を獲得。関西地区の最終回では41.0%という驚異的な数字を記録したモンスター番組です。
5位:ダブル・キッチン
- 放送日:1993年4月16日 – 6月25日(全11話)
- 放送局:TBS
- 放送枠:金曜21時
- 出演者:山口智子、高嶋政伸、野際陽子
- 平均視聴率:22.3%
- 最高視聴率:30.7%(最終話)
二世帯住宅で暮らす新婚夫婦と義理の両親とのバトルを、テンポ良くコミカルに描いた大ヒットホームコメディ。サバサバとした現代的なヒロイン(山口智子)と、伝統的な価値観を重んじる姑(野際陽子)が繰り広げる不快感のない爽快な嫁姑ゲンカが、多くの視聴者の心を掴みました。当時、社会的な関心が高まっていた「二世帯住宅」や「嫁姑問題」を明るい笑いに昇華させたポップな作風が大ウケし、最終話では30.7%の大台を超える高視聴率を記録しました。


コメント