NHKの「大河ドラマ」は、1963年から続く日本を代表する歴史ドラマシリーズです。日曜の夜、家族でテレビを囲んで歴史のロマンに浸る時間は、多くの日本人にとって特別なものですよね。
長年愛されてきた大河ドラマですが、「どの作品が一番人気だったの?」「昔のドラマってどんな話?」と気になる方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、歴代大河ドラマを「平均視聴率ランキング」形式で一挙にご紹介します!
39%を超える驚異的な記録を持つ『独眼竜政宗』などの伝説的な名作から、今でも語り継がれる感動の物語まで、上位30作品を厳選しました。それぞれの作品の見どころや豪華な出演者、ストーリーも分かりやすく解説しています。
「あの頃、夢中で見ていた!」という懐かしい作品もあれば、「今度配信で見てみたい!」と思う新しい発見もあるはずです。ぜひ最後までチェックして、あなたの心に残る最高の一作を見つけてみてください。
歴代大河ドラマ視聴率トップ30
- 視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ
- 全話の平均視聴率ランキング
- 平均視聴率が同じ場合は最高視聴率が高い方が上位
歴代大河ドラマ一覧はこちらからチェック!

1位:独眼竜政宗
- 放送年:1987年
- 主演:渡辺謙
- 主人公:伊達政宗
- 平均視聴率:39.7%
大河ドラマ史上最高平均視聴率を記録した、渡辺謙の出世作です。奥州の雄・伊達政宗の波乱に満ちた生涯を、ジェームス三木のテンポの良い脚本で描き出しました。不動明王の眼を抜き、父の死を乗り越え、秀吉や家康といった天下人と渡り合う政宗の姿は圧巻。「梵天丸もかくありたい」などの名台詞も社会現象となり、日本中に「政宗ブーム」を巻き起こしました。力強い音楽と共に、野心溢れる若き主君の成長と葛藤が濃密に描かれた、まさに大河ドラマの金字塔と呼べる一作です。
2位:武田信玄
- 放送年:1988年
- 主演:中井貴一
- 主人公:武田信玄
- 平均視聴率:39.2%
記録的な高視聴率を叩き出した、戦国大河の代表格です。若き日の中井貴一が、甲斐の虎・武田信玄を堂々と演じました。父・信虎の追放、宿敵・上杉謙信との川中島の戦いなど、重厚な人間ドラマと迫力の合戦シーンが融合。若尾文子による「今宵はここらで、おやすみなさい」という語りも話題となりました。ライバル謙信を演じた石坂浩二との火花散る関係性や、男たちの野望を支える女たちの愛憎劇も見どころ。重厚なストリングスが響くテーマ曲と共に、戦国乱世の厳しさと情熱を象徴する名作です。
3位:春日局
- 放送年:1989年
- 主演:大原麗子
- 主人公:春日局(お福)
- 平均視聴率:32.4%
橋田壽賀子脚本による、一人の女性の壮絶な生き様を描いた感動作です。明智光秀の家臣の娘として生まれたお福が、徳川家光の乳母となり、やがて大奥の礎を築くまでを緻密に描写。大原麗子の凛とした美しさと、周囲との激しい衝突の中で貫かれる「母としての覚悟」が視聴者の涙を誘いました。女性主人公の大河として歴代最高視聴率を保持しており、ホームドラマ的な親しみやすさと、江戸城内の権力闘争という緊迫感が見事に同居。家族の絆と忠義を問う、日本人の心に響く物語です。
4位:赤穂浪士
- 放送年:1964年
- 主演:長谷川一夫
- 主人公:大石内蔵助
- 平均視聴率:31.9%
「忠臣蔵」を題材に、当時の銀幕スター・長谷川一夫が大石内蔵助を演じた伝説的な一作です。平均視聴率30%を超え、最終回は驚異的な数字を記録しました。主君・浅野内匠頭の無念を晴らすため、静かに、しかし熱く討ち入りの時を待つ浪士たちの姿が、モノクロ映像ならではの重厚感で描かれます。現代まで続く大河ドラマの人気を決定づけた作品であり、日本人が愛してやまない「義理と人情」の物語の原点。
5位:おんな太閤記
- 放送年:1981年
- 主演:佐久間良子
- 主人公:ねね
- 平均視聴率:31.8%
豊臣秀吉の妻・ねねの視点から、戦国時代の終焉と豊臣家の栄枯盛衰を描いた物語です。佐久間良子演じるねねが、家族を愛し、家臣たちを我が子のように見守る姿が共感を呼びました。西田敏行演じる秀吉の「おかか!」という呼びかけは、当時の流行語に。戦国大河でありながら、現代の家庭にも通じる人間関係や嫁姑問題などが盛り込まれており、幅広い層から圧倒的な支持を得ました。女性の強さと優しさが歴史を動かすという、これまでの戦国大河にはない温かい視点が魅力の傑作です。
6位:太閤記
- 放送年:1965年
- 主演:緒形拳
- 主人公:豊臣秀吉
- 平均視聴率:31.2%
- 最高視聴率:39.7%
当時まだ新人だった緒形拳が豊臣秀吉を熱演し、一躍スターダムに駆け上がった作品です。農民から天下人へというサクセスストーリーを、エネルギッシュな演出で描き、視聴者の心を掴みました。織田信長を演じた高橋幸治の圧倒的な存在感も話題を呼び、あまりの人気に「信長を死なせないで」と助命嘆願が殺到したという逸話も残っています。大河ドラマ黎明期の熱気を感じさせる演出と、戦国乱世を生き抜く男たちの瑞々しいドラマが融合した、エンターテインメント大河の原点と言えるでしょう。
7位:徳川家康
- 放送年:1983年
- 主演:滝田栄
- 主人公:徳川家康
- 平均視聴率:31.2%
- 最高視聴率:37.4%
山岡荘八の長編小説を原作に、徳川家康の生涯を「平和への希求」という視点から描き直した名作です。滝田栄が演じる家康は、単なる知略家ではなく、平和な世を築くために苦悩し、忍耐を重ねる人間味溢れるリーダーとして描かれました。幼少期の苦難から、関ヶ原、そして江戸幕府の成立までを丁寧に追う重厚な構成が特徴。冨田勲によるシンセサイザーを取り入れた革新的な音楽も印象的でした。戦いの虚しさと、それでも秩序を守ろうとする男の決意が静かに、そして力強く胸に迫ります。
8位:秀吉
- 放送年:1996年
- 主演:竹中直人
- 主人公:豊臣秀吉
- 平均視聴率:30.5%
竹中直人が全身全霊で演じた秀吉像が、日本中を熱狂させた快作です。明るくバイタリティ溢れる秀吉の姿が描かれる一方で、後半の権力者としての孤独や狂気も克明に描写。信長役の渡哲也のカリスマ性も光りました。現代的な演出や豪華な衣装、そして誰もが楽しめる王道ストーリーが功を奏し、大河ドラマに新たな息吹を吹き込んだ作品です。夢を追いかけることの素晴らしさと、頂点に立った者にしか見えない景色を鮮明に描き、再び戦国ブームを巻き起こしました。
9位:いのち
- 放送年:1986年
- 主演:三田佳子
- 主人公:岩田(高原)未希
- 平均視聴率:29.3%
大河ドラマ史上初、戦国や幕末といった時代劇ではなく、昭和を舞台にした「現代大河」として制作されました。女医・岩田未希が、敗戦直後の青森で困難に立ち向かいながら、多くの命と向き合い成長していく一代記です。三田佳子の凛とした演技と、橋田壽賀子ならではの濃密な人間模様が、時代劇ファン以外の視聴者も惹きつけました。戦争の傷跡と復興の足音、そして医療の現場で繰り広げられる「命の尊厳」を問うドラマは、放送当時多くの感動を呼び、大河の可能性を広げた異色かつ名作の呼び声高い作品です。
10位:八代将軍吉宗
- 放送年:1995年
- 主演:西田敏行
- 主人公:徳川吉宗
- 平均視聴率:26.4%
ジェームス三木が再び筆を執り、徳川幕府の中興の祖・吉宗の生涯をコミカルかつ知的に描きました。西田敏行演じる吉宗は、豪快でありながら政治には緻密、という非常に魅力的なリーダー像を確立。近松門左衛門(江守徹)ら三人が狂言回しとして登場し、当時の歴史背景を視聴者に分かりやすく解説する演出も斬新でした。財政再建や社会改革に挑む吉宗の姿は、バブル崩壊後の日本社会とも重なり、多くの共感を呼びました。江戸時代の政治の仕組みを楽しみながら学べる、極上の歴史エンターテインメントです。


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