日本を代表するヒットメーカーとして、数々のドラマや舞台で唯一無二の世界観を描き続ける脚本家・宮藤官九郎さん。
2026年10月22日には、主演・役所広司さん×脚本・宮藤官九郎さんによるNetflixシリーズ『俺のこと、なんか言ってた?』の配信を控え、さらに2028年春にはNHK連続テレビ小説『ほんのモキチ』(主演:河合優実さん)の脚本を担当することが発表されるなど、話題が途切れることがありません。
そんなクドカンがこれまでに手掛けてきた作品といえばテレビドラマの印象が強いですが、実は数々の大ヒット映画の脚本も担当しています。
笑いと強烈な個性、そして人間味あふれるドラマが詰まった銀幕の世界で、最も多くの観客を動員しヒットを記録したのは一体どの作品なのでしょうか?
今回は、宮藤官九郎さんが脚本を手掛けた映画の興行収入ランキングを徹底調査しました!大ヒット作の数々をランキング形式で一挙にご紹介します。
宮藤官九郎脚本映画の興行収入ランキングTOP20
興行収入不明・非公表の作品
大規模な全国興行ランキング(年間上位作品など)の対象外となった、ミニシアター系・単館ロードショー公開、あるいは詳細な興行収入データが公表されていない作品たちです。
- 『アイデン&ティティ』(2003年公開)
- みうらじゅんさんの自伝的青春漫画を、田口トモロヲ監督が映画化。下北沢などを中心に単館公開され、音楽ファンやサブカル層の間でカルト的な大ヒットを記録しました。
- 『ドラッグストア・ガール』(2004年公開)
- 本木克英監督、鈴木おさむさん原案・宮藤官九郎さん脚本によるコメディ映画。田中麗奈さんが主演を務め、ドラッグストアを舞台に奮闘する姿を描きました。
- 『鈍獣』(2009年公開)
- 宮藤官九郎さん自身の劇団・大人計画の舞台作品を、細川徹監督が映画化。浅野忠信さん演じる“周りの人をなぜかイライラさせる男”を中心に展開される、ブラックで異色な群像コメディです。
- 『ゼブラーマン -ゼブラシティの逆襲-』(2010年公開)
- 哀川翔さんの主演500本記念作の続編として、前作からスケールアップして公開された特撮コメディ。前作(4.7億円)に続く大作として話題となりましたが、個別詳細な興行収入は非公表となっています。
- 『1秒先の彼』(2023年公開)
- 台湾の大ヒット映画『1秒先の彼女』を、舞台を京都に移して日本リメイク(山下敦弘監督・宮藤官九郎脚本)。岡田将生さんと清原果耶さんがW主演を務めた、テンポ感の良いファンタジー・ラブストーリーです。
- 『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』(2026年公開)
- 地引雄一さんのノンフィクション書籍を原作とした、日本のパンク・ニューウェイブの黎明期を描くドキュメンタリー&ドラマ的な意欲作です。
20位:サンセット・サンライズ
第20位は2025年に公開された『サンセット・サンライズ』。柚木麻子さんの同名小説を、菅田将暉さん主演・岸善幸監督のタッグで映画化したヒューマンコメディ映画です。
コロナ禍をきっかけに宮城・南三陸町に移住した“お試し移住”の主人公と、地元住民たちのユニークな交流を描いた本作。 宮藤官九郎さんならではの絶妙なユーモアと、東北の豊かな食や人々の温かさが絶妙にブレンドされており、観る者に温かい活力を届けてくれる見ごたえ十分の一作です。
19位:パンク侍、斬られて候
第19位は2018年に公開された『パンク侍、斬られて候』。町田康さんの同名小説の実写化作品です。
超豪華キャストを揃えて狂気のワールドを映像化した本作ですが、興行収入は約3.0億円という結果になりました。
綾野剛さんをはじめとするキャスト陣のブッ飛んだ熱演と、宮藤官九郎さんならではのシュールでカオスな世界観はクドカンファンならニヤリとすること間違いなし!ただ、あまりにも独創的で中毒性の高いカルト的な作風だったため、万人受けを狙う一般的な映画ファンには少々ハードルが高かったのかもしれません。
19位:中学生円山
第19位は2013年に公開された『中学生円山』。宮藤官九郎さんが自ら監督・脚本を務めたオリジナル映画作品です。
妄想癖のある中学生と怪しい隣人の交流を描いたコメディ作品で、興行収入は約3.0億円という結果になりました。
主人公の思春期ゆえの妄想と、謎の男を演じた草彅剛さんの独特な存在感が絶妙にマッチ。奇想天外な妄想が炸裂するクドカン節全開のテイストだったため、ライト層が映画館に足を運ぶには少しマニアックで尖った一作だったと言えます。
17位:土竜の唄 FINAL
第17位は2021年に公開された『土竜の唄 FINAL』。高橋のぼるさんの大人気漫画の実写化シリーズ完結編です。
足かけ8年にわたる大人気シリーズのフィナーレを飾る映画化でしたが、興行収入は約4.0億円という結果になりました。
体を張ったアクションとバカバカしさを突き詰めた生田斗真さんの全力演技はまさに圧巻!ただ、コロナ禍での公開というタイミングの難しさや、長年続いたシリーズの完結編ということで新規層を取り込みにくかった部分があったのかもしれません。
16位:ゆとりですがなにか インターナショナル
第16位は2023年に公開された『ゆとりですがなにか インターナショナル』。大ヒットテレビドラマの劇場版作品です。
社会人となった「ゆとり世代」の葛藤と成長を描いたコメディドラマの映画化で、興行収入は約4.5億円を記録しました。
岡田将生さん、松坂桃李さん、柳楽優弥さんら豪華キャスト陣の息の合った掛け合いと、社会風刺の効いたストーリー展開が見どころ。テレビドラマの続編という側面が強く、配信などで手軽に作品を楽しめる時代背景も重なったことで、劇場に足を運ぶ層が限定的になってしまった側面が伺えます。
15位:ゼブラーマン
第15位は2004年に公開された『ゼブラーマン』。哀川翔さんの主演500本記念として制作された特撮コメディ映画作品です。
うだつの上がらない小学校教師が本物のヒーローになっていく姿を描いた作品で、興行収入は約4.7億円という結果になりました。
「白黒つける」ヒーローを情熱たっぷりに演じた哀川翔さんの勇姿と、宮藤官九郎さんの深い特撮リスペクトが見事に融合。コアなファンにはしっかり刺さったものの、特撮コメディという少し珍しいジャンルだったこともあり、広範囲の客層を巻き込むまでには至らなかったのかもしれません。
14位:GO
第14位は2001年に公開された『GO』。金城一紀さんの直木賞受賞小説の実写化作品です。
在日韓国人の少年の恋と青春を描いた傑作映画化で、興行収入は約5.0億円を記録しました。
鬱屈としたエネルギーを爆発させる窪塚洋介さんの圧倒的なカリスマ性と、瑞々しい演技が観る者の心を揺さぶります。日本アカデミー賞を総なめにするなど極めて高い評価を獲得し、日本映画史に残る名作となりました。当時の単館系アート寄りの公開規模を考えると、非常に健闘した素晴らしい実績です。
13位:真夜中の弥次さん喜多さん
第13位は2005年に公開された『真夜中の弥次さん喜多さん』。しりあがり寿さんの漫画を宮藤官九郎さんが初監督を務めて映画化した作品です。
江戸時代を舞台にワイルドでファンキーな旅を描いた異色作で、興行収入は約6.0億円を記録しました。
主演の長瀬智也さんと中村七之助さんが繰り広げる濃厚でポップなアヴァンギャルド世界は唯一無二。監督デビュー作からアクセル全開で描かれた映像美と疾走感は、当時のサブカルチャーシーンに大きな衝撃を与えました。
13位:69 sixty nine
第13位は2004年に公開された『69 sixty nine』。村上龍さんの自伝的ベストセラー小説の実写化作品です。
1969年の長崎を舞台に高校生たちのエネルギッシュな青春を描いた映画化で、興行収入は約6.0億円を記録しました。
妻夫木聡さんと安藤政信さんが見せた眩しすぎるほどの笑顔と、ハチャメチャな青春パワーが見どころ。昭和の熱量と平成のテンポ感が見事に融合し、観る人みんなに元気を届けてくれる最高の青春エンターテインメント作品です。
11位:少年メリケンサック
第11位は2009年に公開された『少年メリケンサック』。宮藤官九郎さんが監督・脚本を手がけたオリジナルコメディ映画作品です。
中年オジサンパンクバンドと新人レーベル発掘担当のドタバタ劇を描いた作品で、興行収入は10億円の大台を突破する約10.2億円を記録しました!
コメディ女優としての才能を爆発させた宮﨑あおいさんと、渋くも情けないオジサンたちを演じた佐藤浩市さんらのギャップが最高。音楽と爆笑が融合した勢いのある展開が大きな評判を呼び、見事に大ヒットへと繋がりました。


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