NHKの「連続テレビ小説」、通称「朝ドラ」は、1961年から続く日本を代表するドラマシリーズです。ひたむきに生きるヒロインの姿に勇気をもらい、「今日も一日頑張ろう」と背中を押された経験は、誰しも一度はあるのではないでしょうか。
さて、そんな朝ドラですが、前回の「歴代高視聴率ランキング」ではランキング上位がほぼすべて1960年代から80年代の作品で占められていました。
そこで今回は、2000年以降に放送された作品に絞り、平成・令和の「平均視聴率ランキング」形式で一挙にご紹介します。
録画視聴や見逃し配信が普及し、テレビの前に集まる習慣が変わる中でも、20%を超える支持を集めた『あさが来た』などの現代の名作から、2026年現在放送中の最新作まで、上位20作品を厳選しました。
「放送当時に職場や学校で話題になった」という思い出の1本から、「今こそ配信で一気見したい」と思う名作まで、新しい発見がきっとあるはずです。ぜひ最後までチェックして、あなたの心に刻まれた現代の最高の一作を見つけてみてください。

2000年以降の歴代朝ドラ視聴率トップ20
- 視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ
- 全話の平均視聴率ランキング
- 平均視聴率が同じ場合は最高視聴率が高い方が上位
歴代朝ドラ一覧はこちらからチェック!

1位:私の青空
- 放送年:2000年
- 主演:田畑智子
- 平均視聴率:24.1%
21世紀の幕開けを飾った本作は、青森・大間と東京を舞台に、結婚式の当日に新郎に逃げられたヒロイン・なずなが、シングルマザーとしてたくましく生きる物語です。当時の朝ドラとしては斬新な設定ながら、親子の絆や周囲の人々との交流をコミカルに描き、幅広い層の支持を集めました。ひたむきに、そして明るく困難を乗り越えていくなずなの姿は、新しい時代の「自立した女性像」として多くの視聴者に勇気を与えました。
2位:あさが来た
- 放送年:2015年
- 主演:波瑠
- 平均視聴率:23.5%
実業家・広岡浅子をモデルに、幕末から明治・大正という激動の時代を「九転び十起き」の精神で駆け抜けたヒロイン・あさの物語。銀行経営や女子大学の設立など、男社会に飛び込み道を切り拓くあさの活躍と、彼女を優しく支え続ける夫・新次郎との夫婦愛が大きな話題を呼びました。「びっくりぽん!」という流行語も生まれ、21世紀以降の朝ドラ再ブームを決定づけた金字塔的な作品です。
3位:さくら
- 放送年:2002年
- 主演:高野志穂
- 平均視聴率:23.3%
ハワイ生まれの日系人ヒロイン・さくらが、岐阜県飛騨高山で中学校の英語教員として働きながら、自分のルーツを見つめ直す物語。異文化の壁に突き当たりながらも、持ち前の明るさで周囲の人々と心を通わせていく姿が瑞々しく描かれました。美しい飛騨の自然と、日本の伝統文化を再発見していく構成が好評を博し、国際色豊かな新しい朝ドラの形を提示した一作となりました。
4位:とと姉ちゃん
- 放送年:2016年
- 主演:高畑充希
- 平均視聴率:22.8%
生活総合誌『暮しの手帖』の創業者・大橋鎭子をモデルにした物語。亡き父に代わり「とと(父親)」として家族を守り抜くことを誓ったヒロイン・常子が、戦後の焼け跡から女性のための雑誌を創刊し、人々の暮らしを豊かにしようと奔走します。「当たり前の暮らしがいかに大切か」という父の教えを胸に、妹たちや母と支え合いながら激動の昭和を生き抜く姿は、多くの現代人の心に深く響きました。
5位:花子とアン
- 放送年:2014年
- 主演:吉高由里子
- 平均視聴率:22.6%
- 最高視聴率:25.9%
『赤毛のアン』の翻訳者・村岡花子の波乱万丈な半生を描いた物語。山梨の貧しい農家に生まれた少女が、本への情熱を武器に東京の女学校で学び、やがて翻訳家として言葉の魔法を届けていく姿が描かれました。友情、恋、そして戦争という厳しい現実の中でも、想像力を翼にして「明日という日はきっといい日になる」と信じ続けたヒロインの強さは、多くの視聴者に深い感動を届けました。
6位:ほんまもん
- 放送年:2001年
- 主演:池脇千鶴
- 平均視聴率:22.6%
- 最高視聴率:25.1%
和歌山・熊野の豊かな自然の中で育ったヒロイン・木葉が、料理人として「本物(ほんまもん)」の味を追い求める修行の旅を描きました。大阪の料亭や精進料理の世界で厳しい修行に耐えながら、食材への感謝や人をもてなす心を学んでいく成長物語。池脇千鶴さんの瑞々しい演技とともに、画面越しに伝わる美味しそうな料理の数々が、毎朝の食卓に彩りと楽しみを添えました。
7位:ごちそうさん
- 放送年:2013年
- 主演:杏
- 平均視聴率:22.3%
食いしん坊な江戸っ子娘・め以子が、大阪の旧家に嫁ぎ、激動の大正・昭和を「食の力」で生き抜く物語。当初は文化の違いに戸惑いながらも、夫を愛し、家族を守るために工夫を凝らした料理を作り続ける姿が描かれました。美味しそうな料理の数々はもちろん、戦争という暗い時代の中でも「食べることは生きること」と説く力強いメッセージは、現代の私たちに大切なことを思い出させてくれます。
8位:ちゅらさん
- 放送年:2001年
- 主演:国仲涼子
- 平均視聴率:22.2%
沖縄・小浜島で育ったヒロイン・恵里が、看護師を目指して上京し、様々な困難を乗り越えながら成長していく物語。沖縄のゆったりとした時間と、周囲の人々を包み込む「命どぅ宝(命こそ宝)」の精神が、作品全体に温かな光を灯しました。個性豊かな家族「古波蔵家」やアパートの住人たちとの絆は多くのファンを魅了し、異例の続編シリーズが制作されるほどの社会現象を巻き起こしました。
9位:まんぷく
- 放送年:2018年
- 主演:安藤サクラ
- 平均視聴率:21.4%
インスタントラーメンを生み出した安藤百福とその妻・仁子をモデルに、何度も失敗を繰り返しながらも不屈の精神で立ち上がる夫婦の絆を描きました。発明家である夫・萬平の破天荒な挑戦を、明るく賢く支え続けるヒロイン・福子の姿が視聴者の共感を集めました。戦後の食糧難を乗り越え、世界中に愛される「魔法のラーメン」が完成するまでの過程は、爽快感あふれる成功物語として高い満足度を記録しました。
10位:こころ
- 放送年:2003年
- 主演:中越典子
- 平均視聴率:21.3%
東京・浅草を舞台に、国際線の客室乗務員から一転、血の繋がらない子供たちの母親として奮闘することになったヒロイン・こころの成長物語。伝統ある江戸の下町気質と、現代的な家族のあり方が交差する中で、悩みながらも自分の居場所を見つけていく姿が丁寧に描かれました。浅草の活気ある風景と、人情味あふれる掛け合いが心地よく、家族の絆を改めて問いかける作品となりました。


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