2018年1月期ドラマ視聴率・満足度ランキング！一番面白かった冬ドラマとは？

　トドメの接吻

第5位は『トドメの接吻』。

• 視聴率6位
• 期待度8位

タイムリープ系の話は苦手で、出演者も若手俳優・女優さんばかりだったので「目の保養ドラマかな？」と思っていたのですが、観てみたらすごく面白かった。

いい意味で期待を裏切られました。

何よりも門脇麦ちゃんの演技が最高でしたね。

最初の頃は門脇麦ちゃん演じる宰子（さいこ）のことが気持ち悪くて全く可愛いと思えなくて、どうして彼女がヒロインなんだろう？と疑問に思っていたのですが、回を追うごとにどんどん可愛く思えてきました。

宰子（さいこ）役は門脇麦ちゃん以外考えられないくらいハマってました。

あとは、音楽も良かった。菅田将暉くんが歌う「さよならエレジー」がドラマの世界観にピッタリで惹き込まれましたね。

脚本も秀逸だったし、物語のラストもハッピーエンドではなかったものの個人的には好きでした。「あー、いいドラマだったな」って余韻に浸れました。

ただ、ただですよ！！

またやっちゃいましたよ、日テレさん。ネットで『トドメの接吻』の感想をチェックしていたら「パラレルの内容を本編にくっつけて欲しかった」という意見がたくさん。

「ハッピーエンドはHuluで金を出して観てね」ってことですよね？

『愛してたって秘密はある』で批判されて懲りたと思っていたのにな～。せっかくのいいドラマが台無し。

　隣の家族は青く見える

第4位は『隣の家族は青く見える』。

• 視聴率10位
• 期待度7位

平均視聴率6.1％と大苦戦したドラマでしたが、満足度はかなり高めでした。

フジテレビの木22時枠はここのところずーっと低視聴率が続いていて、内容的にも面白いと思えるものがなかったのですが、久し振りにハマりました。

このドラマは四組の夫婦（カップル）がそれぞれ抱える問題と向き合っていくヒューマンドラマで、最初はサブテーマを詰め込みすぎかな？という印象を受けました。

メインは主人公夫婦の不妊治療なんですが、同時進行でそれぞれの夫婦（カップル）に問題が起こっていくので、取り上げるテーマが多すぎてグチャグチャにならないか心配でした。

でも、心配無用でしたね。脚本が秀逸。最終回でキッチリまとめてきました。

ラストは予想していた展開ではなかったけれど、幸せのカタチが一つではないということが描かれた素敵な終わり方だったと思います。

役者さんたちの演技も素晴らしかった。

深キョンは相変わらず可愛いし、松山ケンイチさんは相変わらず演技が上手いし、高橋メアリージュンさんも真飛聖さんもすごく良かった。

でも、このドラマを語る上で欠かせないのが深キョン演じる主人公の義理母役を演じた高畑淳子さん。

いや～、マジで演技上手い。高畑淳子さんに何度泣かされたことか。私生活では色々ありますが、女優さんとしては本当に素晴らしい。

そして、もう一人。同性愛者の男の子を演じた北村匠海くん。

かなり難しい役柄だったと思うのですが、本当に自然に演じていました。ビックリ。これからの活躍が本当に楽しみです。

　anone

第3位は『anone』。

• 視聴率8位
• 期待度1位

『Mother』『Woman』に続く日テレ×坂元裕二さん脚本のオリジナルドラマ第3弾ということで期待度1位にしていたのですが、ちょっと期待しすぎちゃいましたね。

面白かったけれど、難しかったというのが正直な感想です。

そして、感想を言葉にするのも難しい。

たぶん10年後か20年後に観たらもっと面白いと感じる作品だったと思います。

ネット上には「つまらない」「暗い」「眠くなる」なんて言葉がたくさんありましたが、そう感じてしまうのも分かる気がする。

ある程度の人生経験がないと理解できないかもしれません。

あとは、いい意味で疲れる。気が抜けない。観終わったあとに「ふ～」って脱力する感じ。

でも、それが私にとってはすごく楽しい。気軽に観れるドラマも好きだけど、やっぱりたまにはこういう真剣に向き合って観るドラマがないとつまらない。

台詞を一つも聞き逃したくないっていうドラマにはなかなか出会えません。

それにしても、田中裕子さんの演技は相変わらず素晴らしい。些細な仕草とか表情まで見逃したくなくて、画面に食い入るように観ていました。

小林聡美さんと阿部サダヲさんも素晴らしかったな～。軽妙でテンポのいい会話の掛け合いなのにどこか哀愁があって、台詞の絶妙な間合いにも痺れましたね。

広瀬すずちゃんも良かった。

演技派のベテランたちに囲まれて最初はどうなることかと思ったけれど、回を増すごとにどんどん上手くなっていったように感じます。

特に彦星くんと別れる病院でのシーンは良かった。泣かされました。

視聴率は低かったけれど、満足度はかなり高めのドラマでした。

　99.9

第2位は『99.9 刑事専門弁護士SeasonⅡ』。

• 視聴率1位
• 期待度3位

高視聴率を獲得した人気ドラマの続編でしたが、今回も安定の面白さでしたね。

真面目さと不真面目さのバランスがいいですよね。

小ネタが多すぎるかな？と思うこともありましたが、私はそこまで気になりませんでした。

で、肝心のストーリーですが、正直に言うと前作の方が面白かったかな。今作はちょっと消化不良なエピソードも。

脚本家さんネタ切れかな？と思ってしまうこともチラホラ。

ただ、オリジナルの脚本でここまで面白いのはスゴイですけどね。第4話（特許のやつ）・第5話（少年裁判）・第7話（香川さんが逮捕される）はすごく面白かったです。

あとは、ヒロイン役が榮倉奈々さんから木村文乃さんになったことで多少のガッカリ感はありました。木村文乃さん大好きだけど、ちょっと違うかな～。

香川照之さんはさすがって感じですね。香川さんがいるから成り立っていると言っても過言ではないくらいの演技力と存在感でした。

　アンナチュラル

第1位は『アンナチュラル』。

• 視聴率3位
• 期待度2位

満足度ナンバー1のドラマは『アンナチュラル』ですね。

もうね、別格。断トツの1位です。久し振りにこんなに面白いドラマを観た。

『空飛ぶ広報室』『重版出来！』『逃げるは恥だが役に立つ』と実写化作品を多く手掛けてきた野木亜紀子さんのオリジナル脚本ということで、どうなのかな？と思っていたのですが、最高に面白かったです。

脚本が秀逸！全話神回！

中だるみとか無駄なエピソードとか一切なし。本当にスゴイ。

そして、役者さんたちの演技も光ってました。全員ハマり役。

石原さとみちゃんは可愛いし華がある。市川実日子さんは演技が自然ですごく上手い。重いテーマのドラマを程好く軽妙にしてくれる。

井浦新さんは今まで苦手だったけど、やさぐれ感がいい。「クソッ」が似合う。窪田正孝くんも抜群に演技が上手い。主役よりも脇役のが輝くな～。

所長役の松重豊さんも味があるし、葬儀屋の竜星涼くんも不気味だし、記者役の北村有起哉さんもクセがある役が本当に上手い。

あとは音楽も最高でした。米津玄師さんの歌う「Lemon」がドラマの世界観とピッタリ。

ドラマのクライマックスでカットインしてくる「夢ならばどれほどよかったでしょう～」という米津玄師さんの歌声は痺れました。反則。鳥肌レベル。

ソッコーでiTunesでダウンロードしたのは言うまでもありません。

もう何から何まで最高なドラマでした。

冬ドラマ満足度ランキングまとめ

いかがでしたか？今回は2018年1月期に放送されたドラマの視聴率・満足度ランキングをお届けしました。

今回は1位が断トツでした。『アンナチュラル』は本当に面白かった。

そして、全体的に見ても面白い作品が多かったので、すごく楽しい3ヶ月間でした。ドラマ好きには最高でしたね。

ちなみに、2018年1月期に放送されたドラマの中で賞レースをするなら…

• 主演女優賞：芳根京子ちゃん
• 主演男優賞：山崎賢人くん
• 助演女優賞：市川実日子さん
• 助演男優賞：井浦新さん

こんな感じですね～。

主演は正直どの作品もイマイチ。みんなそれなりに上手く演じていたけれど、ビビっと惹かれるものがありませんでした。

それとは逆に今クールは脇役の役者さんたちが本当に輝いてました。

助演女優賞は市川実日子さんを選びましたが、田中裕子さん・高畑淳子さん・門脇麦さんも素晴らしかったし、個人的には松本まりかさんも良かった。

助演男優賞は井浦新さんを選びましたが、窪田正孝くん・香川照之さん・松山ケンイチさん・中村倫也さんも素晴らしかったです。

という訳で、2018年1月クールのドラマの総括は以上になります。長々とお付き合いありがとうございました。