代役で評価を高めた俳優・女優ランキングTOP20｜思わぬチャンスで得た転機

俳優・女優のキャリアにおいて、キャスティングは慎重に行われるものですが、制作現場では予期せぬトラブルやスケジュールの変更により、キャストの緊急交代が必要になることがあります。その際、急遽白羽の矢が立ち、膨大なプレッシャーの中で代役を引き受けることになった俳優・女優さんがいます。

代役は、本来準備期間が極めて短いにもかかわらず、前任者との比較という難題も伴う、極めて困難な仕事です。しかし、この思わぬピンチを、自らの才能とプロ意識によって見事にチャンスへと変え、一気に評価を高めた名優たちが存在します。

現在放送中のドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』では、当初出演予定だった吉沢亮さんの辞退を受け、急遽竹内涼真さんが代役を務め、その熱演と作品への貢献が高く評価されました。

そこで今回はこうした思わぬ転機を得て、自身の俳優・女優としての株を急上昇させた「代役で一気に評価を高めた俳優・女優ランキング」をご紹介します。

代役で評価を高めた俳優・女優ランキングTOP20

20位：南野陽子

第20位は歌手で女優の南野陽子さん。

作品名：『西郷どん』（大河ドラマ）
前任者：斉藤由貴
降板の理由：不祥事

不倫問題で降板した斉藤由貴さんの代役として篤姫の教育係・幾島役を急遽務めました。『スケバン刑事』で斉藤由貴さんの後を継いだ経緯も話題となり、その存在感ある演技が評価されましたね。

19位：星野真里

第19位は女優の星野真里さん。

作品名：『新・星の金貨』（ドラマ）
前任者：鈴木亜美
降板の理由：事務所トラブル

当初主演予定だった鈴木亜美さんが事務所トラブルにより降板したため、星野真里さんが急遽代役を務めることに。手話を使う難しい役どころでしたが、見事に演じ切りました。

このドラマの主題歌で歌手デビューも果たし、困難な状況下で一気に知名度と活躍の場を広げましたね。

18位：杉野遥亮

第18位は杉野遥亮さん。

作品名：『妻、小学生になる。』（ドラマ）
前任者：萩原利久
降板の理由：体調不良

クランクイン直前に萩原利久さんが急性穿孔性虫垂炎で降板したため杉野遥亮さんが代役として出演しました。二人は同じ事務所の先輩・後輩ということもあり、代役を務めたようですね。

多忙な中での急な対応にも関わらず自然体で演じ切り、作品の成功を支えました。現在は主役級の俳優として確固たる地位を築いています。

17位：板谷由夏

第17位は女優の板谷由夏さん。

作品名：『SUNNY 強い気持ち・強い愛』（映画）
前任者：真木よう子
降板の理由：体調不良

撮影途中に真木よう子さんが体調不良で降板し、板谷由夏さんが代役を務めることに。主人公の親友役で、余命一ヶ月という難しい役どころでしたが、経験豊富なベテラン女優として素晴らしい演技を披露し評価を高めました。

現在もバイプレイヤーとして高い評価を得ており、多くの作品に出演していますね。

16位：賀来賢人

第16位は俳優の賀来賢人さん。

作品名：『愛してたって、秘密はある。』（ドラマ）
前任者：小出恵介
降板の理由：不祥事

放送直前に小出恵介さんが未成年との不祥事により降板し、同じ事務所の後輩である賀来賢人さんが代役を務めることに。ヒロインの兄という重要な役どころでしたが、代役であることを感じさせない自然な演技力で評価されました。

現在は主役級の俳優として活躍を続けています。

15位：山本舞香

第15位は女優の山本舞香さん。

作品名：『東京喰種 トーキョーグール【S】』（映画）
前任者：清水富美加
降板の理由：事務所退所

2部作で制作された映画『東京喰種』ですが、1作目でヒロイン役を演じた清水富美加さんが宗教問題で事務所を退所。そのため続編で山本舞香さんがヒロイン役を引き継ぐことに。空手経験者ということもあり、キレのあるアクションで原作ファンからも高評価を得ました。

14位：黒木華

第14位は女優の黒木華さん。

作品名：『重版出来！』（ドラマ）
前任者：のん（能年玲奈）
降板の理由：事務所トラブル

ドラマ『重版出来！』は当初、のん（能年玲奈）さんにオファーをしたものの事務所トラブルにより取り止めに。次にオファーを出した有村架純さんにもスケジュールの都合で断られ、黒木華さんが主演に抜擢されたと言われています。

連続ドラマ初主演でしたが、持ち前の演技力で魅力的に演じ切り、ドラマの評価と共に自身の女優としての地位を盤石なものとしましたね。

13位：竜星涼

第13位は俳優の竜星涼さん。

作品名：『光る君へ』（大河ドラマ）
前任者：永山絢斗
降板の理由：不祥事

大麻所持で逮捕された永山絢斗さんの代役として大河ドラマに初出演。藤原隆家という型破りな重要人物を演じました。飄々としていながらも芯のあるキャラクターを魅力的に演じ、「ハマり役」「竜星涼で良かった」とSNSを中心に絶賛され、一躍注目の的となりましたね。

12位：松田龍平

第12位は俳優の松田龍平さん。

作品名：『ハゲタカ』（ドラマ）
前任者：中村獅童
降板の理由：不祥事

道交法違反（飲酒運転・信号無視）により書類送検された中村獅童さんの代役として当時23歳の松田龍平さんが起用されました。松田龍平さんは初の連続ドラマ出演でしたが、冷徹なファンドマネージャーという役柄を見事に演じ切り、作品の成功に貢献しました。

11位：成田凌

第11位は俳優の成田凌さん。

作品名：『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』（ドラマ）
前任者：清原翔
降板の理由：体調不良

脳出血により降板した清原翔さんの代役として親交のある成田凌さんが起用されました。二人は『MEN’S NON-NO』モデル時代の同期ということもあり、熱い友情が注目を集めました。

成田凌さんは現在主役級の俳優として活躍を続けています。