バブル景気が絶頂期から終焉へと向かう中で、平成という新しい時代の波が押し寄せていた1990年。
雲仙普賢岳が198年ぶりに噴火して大きな社会ニュースとなったほか、夏には記録的な猛暑が続き、各地で深刻な水不足が連日報じられた年でもありました。
一方でエンタメ界に目を向けると、フジテレビで現在も愛される国民的アニメ『ちびまる子ちゃん』の放送がスタート!さらに任天堂からゲーム界の歴史を変えた「スーパーファミコン」が発売されるなど、新たなヒットカルチャーが次々と世に送り出された年でもありました。
では、そんな1990年のテレビ界を大いに盛り上げたヒットドラマとは、一体何だったのでしょうか?
今回は、1990年に放送された「1990年ドラマ高視聴率ランキング」を、当時のエピソードや簡単な解説とともにご紹介します!
今なお色あせない名作たちの魅力を、ぜひ懐かしみながら振り返ってみてくださいね。
1990年ドラマ視聴率ランキング
1位:世界で一番君が好き!
- 放送日:1990年1月8日 – 3月26日(全11話)
- 放送局:フジテレビ
- 放送枠:月曜21時
- 出演者:浅野温子、三上博史
- 平均視聴率:22.0%
- 最高視聴率:25.5%(最終話)
トレンディドラマの勢いがピークを迎えた1990年のスタートを飾った王道ラブストーリー。失恋したばかりのOL(浅野温子)が、帰宅中の新幹線で偶然出会った生意気なサラリーマン(三上博史)とぶつかり合いながらも、次第に惹かれ合っていく姿を描きます。浅野温子さんと三上博史さんという当時のトレンディドラマを牽引するトップスター同士の共演が大きな話題となり、テンポの良い掛け合いがお茶の間を魅了しました。LINDBERGが歌う主題歌『今すぐKiss Me』も空前の大ヒットを記録し、90年代ラブコメディの金字塔となった一作です。
2位:すてきな片想い
- 放送日:1990年10月15日 – 12月17日(全10話)
- 放送局:フジテレビ
- 放送枠:月曜21時
- 出演者:中山美穂、柳葉敏郎
- 平均視聴率:21.8%
- 最高視聴率:26.0%(最終話)
中山美穂さんと柳葉敏郎さんが織りなす、胸が締め付けられるような純愛を描いた月9の大ヒットドラマ。与えられた仕事に励むどこか不器用で平凡なOLと、過去の失恋から恋に臆病になっている男性との、素直になれない切ない恋模様を繊細に描き出しました。のちに数々のヒット作を生み出す人気脚本家・野島伸司さんの初期の傑作であり、言葉にできない想いを伝える電話や手紙の演出が視聴者の共感を呼びました。中山美穂さんが歌う主題歌『愛してるっていわない!』のヒットとともに、甘く切ない余韻を残した名作です。
3位:キモチいい恋したい!
- 放送日:1990年7月2日 – 9月24日(全13話)
- 放送局:フジテレビ
- 放送枠:月曜21時
- 出演者:安田成美、吉田栄作、田中美奈子
- 平均視聴率:18.3%
- 最高視聴率:23.1%(最終話)
旅行代理店を舞台に、今を生きる男女6人が繰り広げる賑やかなラブコメディ。1990年の流行語にもなった「オヤジギャル(お酒や競馬などを楽しむ若い女性)」を題材に取り入れ、安田成美さん演じるヒロインたちの等身大の恋愛や仕事での葛藤を描いています。吉田栄作さんや田中美奈子さんらバブル期を象徴するキャストがズラリと顔を揃え、華やかなファッションやカルチャーがぎゅっと凝縮された一作。今観返すと当時の若者言葉やバブルならではのカルチャーが満載で、時代をダイレクトに感じられるポップな作品です。
4位:渡る世間は鬼ばかり
- 放送日:1990年10月11日 – 1991年9月26日(全48話)
- 放送局:TBS
- 放送枠:木曜21時
- 出演者:泉ピン子、角野卓造、赤木春恵
- 平均視聴率:18.2%
- 最高視聴率:27.2%
2011年まで約20年間にわたって国民的ドラマとして愛され続けた『渡鬼』シリーズの記念すべき第1作。TBS開局40周年記念番組として制作され、脚本家・橋田壽賀子さんが描くリアルな家族の葛藤や嫁姑問題が大きな反響を呼びました。岡倉家を取り巻く5人の姉妹たちの生き様や、食事処「幸楽」で巻き起こる日常のドタバタ劇は、誰もが共感できる身近なテーマばかり。泉ピン子さんをはじめとする実力派キャストの熱演と長台詞の掛け合いが話題となり、日本のファミリードラマの歴史に輝く長寿シリーズがここからスタートしました。
5位:はぐれ刑事純情派 第3シリーズ
- 放送日:1990年4月4日 – 9月19日(全25話)
- 放送局:テレビ朝日
- 放送枠:水曜21時
- 出演者:藤田まこと、梅宮辰夫
- 平均視聴率:18.2%
- 最高視聴率:22.0%(第10話)
1988年から17年間にわたって愛され続けたテレビ朝日の看板刑事ドラマシリーズの第3作。藤田まことさん演じる主人公・安浦刑事が、犯罪の陰にある人間の弱さや悲しみに寄り添い、情に厚い捜査で事件を解決していく人情味あふれるストーリーです。ドタバタしたトレンディドラマ全盛の時代にあって、心温まるドラマ性と安定したキャスト陣の演技でお茶の間の絶大な信頼を獲得。幅広い世代から支持を受け、激戦区の水曜夜枠で平均18.2%という高い数字を叩き出し、シリーズの地位を揺るぎないものとしました。


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